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ビーチロックビレッジの胸キュン☆週末自給自足体験
vol.6 鶏の衝撃的な変容〜生きものから死体を経て肉になるまで〜
2009.07.08 Wed
朝から言われていたことだが、夜ごはんのために「鶏をツブす」らしい。
「ツブす」というのは「と畜」するということだ。今晩のおかずは鶏と言うことだ。
今晩のおかずとなる鶏は、年をとって卵が産めなくなってしまった鶏で、事前に近くの養鶏所から買ってこられた子たちで、朝からテント場のあたりを「コッコッコッ」といいながら歩いていた。
食べられるために買ってこられた鶏・・・。 いま、私たちはここでのんきに歩き回っている鶏を殺し、食べるのだ。
ヒトは、生きものを殺して食べて生きているというのは理屈では知っていたけれど、目の前でそのシーンを見たことがなかったので、あまりリアルにそれを考えたことがなかったというか、どこか人ごとだった。
だから今日、と畜のシーンを見ることは私なりにかなりショックなことで、ひょっとするとこれから私は肉が食べられなくなってしまうかも・・・、と少しだけナーヴァスになっていた。
鶏をと畜する
アキさんがと畜する前に、私たちが「命を食べる」ということについて少し説明をした。
その話を聞いて、あらためて、「肉=動物の命」ということを思い知らされた。
そしてまた、私も含めて誰も動物を殺したくなんかない!手を汚したくはない、でも肉を食べていると言うことは、私が食べる肉を作るために誰かが手を汚して、動物を殺してくれているんだ、と鮮明に理解した。
そしてそのときはやってきた。
アキさんが、鶏を押さえ込むと、ひと思いに鎌で鶏の頭を切り落とした。
胴体と分かれた鶏の頭。
血抜きをするために逆さまにしなければいけないのだが、鶏は頭がなくてもなお激しく動いている。
首なしの胴体だけで、走り出しそうなくらいに動いている。
・・・ぐっ、グロい。自分の顔からもサーッと血の気が引いていくのを感じた。
なんで頭がないのに動くんだ?反射ってこんなにも長く続くの?
ゾンビ映画みたいで、超恐ろしい。
鶏(胴体)が動かないように羽を押さえつけて、血抜きをしていると、やがて鶏は動かなくなった。
動かない鶏、首のない鶏の死体。
地面に置き去りの首のとさかを見ると白くなっている。こんな白いとさかを始めてみた。
赤いとさかは生きている証拠なのかもしれない。白いとさかと死んだ生きものの目。
ちょっと怖い。そしてちょっとした罪悪感を感じる。
鶏が鶏肉に、自分に若干の失望
熱湯から鶏をとりだし、その死体を台の上に置くと、アキさんがみんなに羽をむしってみるよう、促す。
私もおそるおそる、ちょっとだけむしった。
少し胸が痛い。
羽はそれからもどんどんむしられていく、すると死体にちょっとした変化が起こった。
羽がなくなればそれはただの鶏肉・・・。
鶏の羽が全てむしられつるつるになる頃、死体は肉へと完全な変貌を遂げた。
普通においしそうなチキンだ!
鶏の変化とともに自分の心が変化していくことに気づいた。
生きている鶏→かわいい
↓
鶏の死体→怖い、罪悪感
↓
鶏肉→おいしそう、おなかが空いた!
ひどい、なんてゲンキンなんだ、と自分に少し失望した。
でもあらがえないこの気持ちの変化は本当におもしろかったし、食べ物というものの本質を知った気がした。
ヒトである自分は他の動物の命を食べなければ生きていかれない罪深い生きものなのかも知れないなぁ、などと哲学的で高尚なことを考えつつも結論として思うことは1つは、やっぱり肉はおいしいし食べたいということ。
このと畜を経験してからも、ベジタリアンにならずにすんだ!!
よかった!!っと思う反面、自分はほとほと俗物だなぁと思い、若干失望した。
それから丸ごとチキンを様々な部位に切り分けて説明してくれた。
もはや完全にホルモン道場。肉にしか見えない。
おいしいです。はい。
と畜の間の1時間程度、こんなにもいろいろな気持ちを味わっても、
やっぱり結論はおいしいとしか言えない自分。
ちなみに夕ご飯はカレーと鶏ガラスープでした。
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名前: ビーチロックビレッジさん
所在地: 沖縄県
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名前: 浦上幸江
所在地: 神奈川県
直前までいくか迷ったけど、ホント行ってよかったです!こんなに屈託なく笑ったのは久しぶりでした。お世話になったみなさん、ありがとう!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。



自然と遊ぶというのは「怖い」という感覚も含めて、それが楽しいんです!