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 「がちんこ農業生活」そがしんいちインタビュー

農家の長男と呼ばれて

2010.03.07 Sun
なーんだ、不良じゃないのか。白シャツに合っているし。 ええ不良ではありません。リーゼントにはしません。 編集のイナバ氏(左)とも仲良しだ。 編集長は、六本木の青山ブックセンターで発見していた そがさんの書いた「がちんこ農業生活」(ブルース・インターアクションズ)には、「農家の長男」としてのプレッシャーと、海外逃亡生活、そして帰国後の農民ライフが、若者言葉満載で書かれている。
「オレ、おじさんなんだけど」と心配しなくても大丈夫。本の最後には若者言葉の解説までついているから、中年・熟年でも読めます。

それにしても、ずっと関東の新興住宅地で育ってきた白石には、「農家の長男」という感覚がよく分からない。そもそも継ぐのって長男じゃなきゃいけないの?

「新潟に限らずなのかもしれませんが、農家は長男が継ぐっていうのは基本ですね。次男ってこともありますけど。うちの親は『自由にやれ』と言ってくれたのですが、親戚縁者からことあるごとに、『おまえはチョーナンだから』と。これがいやでいやで」

四国出身の伊藤編集長も大きくうなづいて、「し、しきたりってやつです。田舎はそんなもんです」。

読書家らしいそがさんの本には、自分の好きな漫画のセリフや歌詞が掲載されているのだが、そのひとつ、ブルーハーツの歌詞「生まれたところや皮膚や目の色で 一体この僕の何がわかるというのだろう?」(「青空」作詞・作曲 真島昌利)について、「この歌詞は俺の心にいつも刺さる。すねにサロンパス貼って無理矢理剥いだ後みたいな痛さと爽快感が体のど真ん中に残る感じ」なのだと語っている。

え?剥いだことないから分からない? 
青い空を見て、さわやかなのに悲しくなることってあるでしょう。
それがそがさんのサロンパスを剥いだような感じ、らしい。

「農業」「長男」という劣等感。農家にはなりたくない。そう思った理由がいくつかあった。自宅は新潟市のベットタウンと農地の境にある地域。だから小・中学校の頃には、農家は珍しい存在で、クラスでただひとり。

「小学校の頃からハウスの戸の開け閉めとか手伝っていたんです。まあ、めんどくさいとは思っていましたが嫌ではなかったですね。嫌になったのは、中学から。家が農家なのはクラスでひとり。『農家、ダセー』とからかわれて。いまだになぜ自分がからかわれる標的になったのかは分からないんですよね」

まだある。これが一番、つらかった。

「世間のギャルたちは『農家は大変、農家にはお嫁に行きたくない』と言う。男として結婚できない仕事には就きたくないな、と」

農家からも新潟からも逃げてやる!
そがさんの約6年にもわたる大逃亡生活のはじまりです。

世界をまたにかけた大逃亡生活のスタート!

アドバイザー

そがしんいちさん

名前: そがしんいちさん

所在地: 新潟県

「農家、ダセー」っていう概念を変えたいんです!

インタビュアー

白石あづささん

名前: 白石あづさ

所在地: 東京都

フリョウノウミンって聞いてたからリーゼントの怖い人が現れるのかと思いきや、そがさんはとっても好青年でした!これからの活躍に期待です。

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占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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