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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
ワニ養殖で一攫千金?
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・ワニ1匹で約20万円、毎年100匹出荷が目標
・仕事:ワニ肉販売、ワニ養殖、ワニ製品開発、ワニ本の出版
・一日の世話時間は5分程度
通年:1日5分のエサやりと掃除 たまに取材対応
春:寒い日は暖房をつけたりする
夏:暑すぎないように温度調節も行う
秋:ワニ肉出荷が始まる(2008年予定)
冬:寒くなるので暖房を適宜つける
VOL.11 息子と未来の農業
ご両親にお礼をいい、事務所に戻ると、小池さんの息子から電話があった。
今から帰るという。
聞けば、東大現役合格を目指す、優秀な高校3年生。

「ワニってね、頭がよくなると言われているDHAがいっぱい入っているんですよ」
「へえー、で、やっぱり、よくなりますか?」
「さあ? まだ分らないんですけど、うちの息子はおそらく日本で一番、ワニを食べた受験生じゃないだろうかと」
♪さかな、さかな、さかなあ〜、って魚の曲がかつてあった。
♪あたまーがよくーなる〜、というサビにピンときて、せっせと親はDHAたっぷりの青魚を子どもに食べさせ、子どもは唄を歌い、でも、その結果、みんなかしこくなったんだろうか?
とはいえ、DHAといえばワニ!という家庭は、小池さんとこだけだろう。
「うちの息子はねえ、中学のときは真ん中ぐらいの成績だったんですよ、なぜか東大入れるかも・・・というとこまでなりました。これで合格すればね、『かしこくなる』は、証明されるわけですよ」
「なんと!! まあ、ワニ食べて東大!って、新説ですけどね」
「そう、だからやっぱり東大!」
「受験生の親も予備校も買ってくれるかもしれませんけどね」
「息子にはがんばってもらわないと」
「大学受験が、小池養殖場と日本の農業の未来につながるとは・・・息子さん、肩の荷が重いなあ」
そして東大に入ったのなら、できればワニの研究をしてほしい。
現在、ワニの研究室は日本のどこを探してもない。
一度だけ、東大の古代生物研究会というサークルから、「ワニを一匹、解剖したいので、ゆずってほしい」と注文が来た。生きたワニはあげられないので、死んでしまったカチコチの冷凍ワニを東大まで送ったことがある。
「国の予算で蚕の研究室に、年間約50億、研究員も500人いるのに、これからの食料になるかもしれないワニの研究室が日本にはないんです。アメリカはここ数 十年で、世界一のワニ生産国になった。それだけ、ワニの効用は注目されているんです。日本も研究していかないといけない」

研究室がないなら自分で。 まずは、世界一、研究が進むタイやオーストラリアの研究者が出版した ワニ専門の飼育書を自分の会社の従業員と英訳した。 この数年間のワニ飼育のノウハウも秘密にせず、 本気で事業を展開したい人には公開するつもりだ。
なにしろ、ワニは自分で抗生物質を作れる地球上で数少ない動物といわれている。
エイズの特効薬としての研究も進んでいる注目の食材なのだ。
ひと家族が100年かけて知識を蓄積するよりも、100人が1年で知識を蓄積するほうがいい。ワニは、おいしいし、栄養価は高いし、飼いやすいし、こんな素晴らしい家畜をね、本気で広めたいですね」

「あったかいとこなら、どこでもできるんですか?」
「できますよ。日光も必要ですけど」
「じゃあ、全国のゴミ処理場の隣でやったらどうかなあ。廃熱利用で温水プールなんかやっているけれど、ワニプールも横付けで・・・」
「それ、いいアイデアだなあ!」

ゴミ処理場とワニ飼育。そんな夢のコラボもできるかもしれない。めざせ、一攫千金! ワニで成功して、みんなでポルシェに乗ろう!
「ポルシェ・・・」。つぶやく伊藤氏。さっき、あんなに怖がっていたくせに、ふろしき抱きかかえてモジモジしている。

若者に夢を与え、日本の農業を元気にする男・小池さん。そのチャレンジに今後も目が離せない。
編集長が「ワニの取材をしてください」というから、てっきり動物園に行くのかと思っていた私。まさか、個人の敷地で300匹のワニをせっせと養殖していようとは・・・。それにしても、皮を剥いだら素敵なカバン、中味を食べてもおいしく、そのうちエイズの特効薬になるかも・・・なんて、素晴らしすぎる爬虫類! ちょっとクールな目にもグッときました。すっかり、ワニファンです。近所の肉屋さんでも、ワニ肉、気軽に買える日が来ないかなあ。
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双葉商店 銀杏まな板 魚・茄子
収穫したものを食べるときにはまな板も。原木仕入から製造卸までを家族でやってらっしゃるそう。
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月刊むし
農業やるなら虫に詳しくなるのも悪くない。小さいワニは生きた虫しか食べません。
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。



