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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
素人からヤギ農園を開園!
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ヤギ飼育担当、ミルク加工担当、農園担当の三人で役割分担しつつ話し合いながら経営。
子ヤギの販売とヤギのミルクからつくる乳製品をネットで直接販売や、卸しも行う。有機野菜の栽培は10カ所くらい、面積約1haを1人で手入れしつつ100種類を栽培。
春 出産、子ヤギの世話、搾乳、ミルクの加工…勝負の時期です。
夏 搾乳、ミルクの加工
秋から冬 種付け、搾乳、ミルクの加工
VOL.1 ひとりで農業をはじめた川辺さんをヤギ農園にたずねました。
2008.10.21 Tue
ひとりで農業をはじめるためには、どういう準備が必要なんでしょうか。たとえば、資金のこと、土地のこと、その土地での暮らしのこと、などなど。いったいどうやってとりかかっていけばいいんでしょうか?
川辺麻希子さんは、京都の園部で、ひとりで農業をはじめました。現在、彼女の農園では、有機野菜の栽培に加えて、近畿では珍しい、ヤギの飼育と乳製品の製造もおこなっています。普通の大学生だった彼女が、どうやってここまで農園を育ててきたのか、お話をうかがってみることにしました。お話を聞いたのは、農業が気になる大学院生の鈴木です。
2008年6月18日、るり渓やぎ農園のミルク加工場を訪れました。加工場のすぐ近くには、るり渓が涼しい音をたて、少し行くと、田んぼや畑が広がっています。初めて会った川辺さんは、とても穏やかで、それでいて芯を感じるすてきな女性でした。加工場のとなりにある事務室におじゃまし、できたてのヤギのチーズをいただきながら、話をうかがいました。ヤギの乳製品は独特のにおいがあると聞いていたけど、るり渓やぎ農園のチーズはしろくて、やわらかくて、少しすっぱいやさしい味。
まずは、農園でどういうことをしているのでしょうか。
「農園の規模や、農園で生産・製造しているものについて、教えていただけますか?」
農園には、ヤギの飼育場と、加工場、それから畑があります。ヤギの飼育場は、50〜60頭のヤギが飼えるくらいの規模で、今は45頭くらい飼育しています。
種類は、アルパイン種です。加工場では、一日に120リットルのミルクを加工できます。
畑は、つかっていない畑を借りて毎年少しずつその数を増やしていて、今は10カ所くらい、面積は一町(約1ha)くらいです。土地を買わなくても、農業をすることはできます。
農園では、ヤギの乳製品と有機野菜の販売をしています。製造しているヤギの乳製品は、フロマージュ、フェルミエなどのチーズや、飲むタイプのヨーグルトなどです。
有機野菜は、加茂ナスや万願寺トウガラシなどの京野菜や、その時々の季節の野菜などをつくっています。これらの野菜は年間にすると、100近くの品目になりますね。いろいろつくってるんですよ。
「100種類!たくさんありますね。どうして園部を選んだんですか?」
大学生のころ、京都市内にある有機野菜をあつかうお店でアルバイトをしていました。このお店に有機野菜を納めておられた方が園部で農業をされていて、その作業を手伝わせていただいたのが園部との出会いですね。
大学に入った頃は、環境問題とかに興味があって国際機関に就職しようかと思ったりしてたんですが、そこでの仕事が本当にいい方向に役立つかわからない、むしろ悪い結果になることもあるかもしれないと思いました。それよりも自分のできる範囲で負担のない生活をつくりたいな、と思って農業をやることにしました。
住む場所は、手伝っていた農家の方の親戚の方が、使っていない空き家を貸してくれました。それから、空いているたんぼを貸してもらって、自分でも農業をはじめました。はじめて2、3年くらいは、京都市内のお店でのアルバイトも続けていたので、週に何回かは市内に出かけていましたね。それ以外の日は、農作業の手伝いをしながら、自分の畑もやるという生活でした。その後、新たに畑を借りて少しずつ土地を増やして、自分の畑での仕事に移行してゆきました。
こういうと、用意周到のように聞こえますが、一つ一つできることからはじめて今に至るという感じですね。
そういえば、大学4年生のとき、ちょうど時間があったから岩倉という京都市の北部で畑を借りて一年間農業を少しやってみました。いきなり民家のインターホンを押して『このへんで畑貸してくれるとこないですか?』って聞いて回ったんです。10件ぐらいダメもとで当たろうかと思っていたら二軒目で貸してくれるところを紹介してもらえました。
そのあと、卒業になって一旦資金をためるために農業法人に就職してみようかなと思ったんですが、調べてみたら農業法人って分業化されているから同じ作業を繰り返しやることが多いと知って、自分がやりたい形をすぐに実践するために園部でやることにしたんです。
「いきなり、飛び込み営業ですか...たしかにやってみればなんとかなるのかもしれませんね。そもそも、なぜヤギを飼おうと思ったのですか?」
ヤギを飼い始めたきっかけは、偶然のようなものだったんです。ある日、園部でヤギを飼いたいという人が突然やってきたんです。この方と知り合いになり、話をする中で、せっかく飼うなら、ヤギの農園をつくろうという話になりました。
そして、知り合いと出資をして、ヤギの飼育場をつくり、15頭くらいのヤギを購入しました。しかし、ヤギの飼育に関して、最初は私も他のスタッフも全く経験がありませんでした。まったくの素人です。わからないことがあるときは、他の農園に問い合わせるなどしながら、飼育を進めてきました。
まったくの素人からヤギ農園を開いたり、飛び込みで畑を借りたり、まずできることをやってみる、という行動派の川辺さん。
「勉強してお金ためて準備万端!よし実践!」というやり方ばかりではないのですね。
話し方は淡々と、しかし内容がとてもアグレッシヴです。
次回はヤギ農園にいきます!
川辺麻希子さんは、京都の園部で、ひとりで農業をはじめました。現在、彼女の農園では、有機野菜の栽培に加えて、近畿では珍しい、ヤギの飼育と乳製品の製造もおこなっています。普通の大学生だった彼女が、どうやってここまで農園を育ててきたのか、お話をうかがってみることにしました。お話を聞いたのは、農業が気になる大学院生の鈴木です。
2008年6月18日、るり渓やぎ農園のミルク加工場を訪れました。加工場のすぐ近くには、るり渓が涼しい音をたて、少し行くと、田んぼや畑が広がっています。初めて会った川辺さんは、とても穏やかで、それでいて芯を感じるすてきな女性でした。加工場のとなりにある事務室におじゃまし、できたてのヤギのチーズをいただきながら、話をうかがいました。ヤギの乳製品は独特のにおいがあると聞いていたけど、るり渓やぎ農園のチーズはしろくて、やわらかくて、少しすっぱいやさしい味。
まずは、農園でどういうことをしているのでしょうか。
農園には、ヤギの飼育場と、加工場、それから畑があります。ヤギの飼育場は、50〜60頭のヤギが飼えるくらいの規模で、今は45頭くらい飼育しています。
種類は、アルパイン種です。加工場では、一日に120リットルのミルクを加工できます。
畑は、つかっていない畑を借りて毎年少しずつその数を増やしていて、今は10カ所くらい、面積は一町(約1ha)くらいです。土地を買わなくても、農業をすることはできます。
農園では、ヤギの乳製品と有機野菜の販売をしています。製造しているヤギの乳製品は、フロマージュ、フェルミエなどのチーズや、飲むタイプのヨーグルトなどです。
有機野菜は、加茂ナスや万願寺トウガラシなどの京野菜や、その時々の季節の野菜などをつくっています。これらの野菜は年間にすると、100近くの品目になりますね。いろいろつくってるんですよ。
大学生のころ、京都市内にある有機野菜をあつかうお店でアルバイトをしていました。このお店に有機野菜を納めておられた方が園部で農業をされていて、その作業を手伝わせていただいたのが園部との出会いですね。
大学に入った頃は、環境問題とかに興味があって国際機関に就職しようかと思ったりしてたんですが、そこでの仕事が本当にいい方向に役立つかわからない、むしろ悪い結果になることもあるかもしれないと思いました。それよりも自分のできる範囲で負担のない生活をつくりたいな、と思って農業をやることにしました。
住む場所は、手伝っていた農家の方の親戚の方が、使っていない空き家を貸してくれました。それから、空いているたんぼを貸してもらって、自分でも農業をはじめました。はじめて2、3年くらいは、京都市内のお店でのアルバイトも続けていたので、週に何回かは市内に出かけていましたね。それ以外の日は、農作業の手伝いをしながら、自分の畑もやるという生活でした。その後、新たに畑を借りて少しずつ土地を増やして、自分の畑での仕事に移行してゆきました。
こういうと、用意周到のように聞こえますが、一つ一つできることからはじめて今に至るという感じですね。
そういえば、大学4年生のとき、ちょうど時間があったから岩倉という京都市の北部で畑を借りて一年間農業を少しやってみました。いきなり民家のインターホンを押して『このへんで畑貸してくれるとこないですか?』って聞いて回ったんです。10件ぐらいダメもとで当たろうかと思っていたら二軒目で貸してくれるところを紹介してもらえました。
そのあと、卒業になって一旦資金をためるために農業法人に就職してみようかなと思ったんですが、調べてみたら農業法人って分業化されているから同じ作業を繰り返しやることが多いと知って、自分がやりたい形をすぐに実践するために園部でやることにしたんです。
ヤギを飼い始めたきっかけは、偶然のようなものだったんです。ある日、園部でヤギを飼いたいという人が突然やってきたんです。この方と知り合いになり、話をする中で、せっかく飼うなら、ヤギの農園をつくろうという話になりました。
そして、知り合いと出資をして、ヤギの飼育場をつくり、15頭くらいのヤギを購入しました。しかし、ヤギの飼育に関して、最初は私も他のスタッフも全く経験がありませんでした。まったくの素人です。わからないことがあるときは、他の農園に問い合わせるなどしながら、飼育を進めてきました。
まったくの素人からヤギ農園を開いたり、飛び込みで畑を借りたり、まずできることをやってみる、という行動派の川辺さん。
「勉強してお金ためて準備万端!よし実践!」というやり方ばかりではないのですね。
話し方は淡々と、しかし内容がとてもアグレッシヴです。
次回はヤギ農園にいきます!
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今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。



