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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
東京・立川に出現した小粋な朝市〜いなせな有機農家・鈴木父子!
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名前: 父)鈴木英次郎さん 息子)鈴木富善さん 有機農家 鈴木農園(東京都立川市)
前は農薬使ってたんだよ。でも、女房が天然酵母のパン屋やりはじめてさ、片方は天然、片方は化学肥料なんて格好つかないよな。オレも体に優しい野菜を作るか、と。『うちの子、ここの野菜なら食べるの』なーんて言われると嬉しいよな
(text by 白石あづさ)
無農薬野菜を裏の畑で作り、週2回、敷地内の特設テラスで手作り朝市を一家で運営。販売は朝市と宅配のみ。現在は娘夫妻が経営する天然酵母のパン屋「ゼルコバ」にも野菜を提供している。じゃがいも、にんじんなどの基本野菜のほかホワイトアイシクルやちりめんキャベツなどの西洋野菜も栽培。日本ではまだ珍しい種類のトマトや唐辛子にもチャレンジしている。
一年を通して、畑仕事。朝市運営。宅配。年中野菜が収穫できるが、朝市は冬季に休むことも。ほか、日々珍しい野菜を探して実験栽培を行う(主に息子さん)。
VOL.02 マダムな朝市と消防団24時
2008.11.27 Thu
白石 「おはようございます。編集長」
伊藤 「お早くないですよ。ぼくは1時間前から来てます。さあ、こっちです」
門をくぐると、古い母屋に納屋が並び、庭には緑がいっぱい。国立にも、まだこんな古い農家が残っているとは驚きだ。
それはそうと朝市。てっきり新聞紙の上に野菜を広げて道路わきでやっているのかと思っていたのだが、想像とまったく違う。
大きな木の下に、カフェのような素敵なテラス。典型的な昔の農家ながら、朝市がえらくおしゃれなのだ。
買い物に来ている人たちまでも、どことなく洗練されているように見えるのだけど、あれは国立マダムや国立おじさんだろうか。
こじゃれた野菜を作り、小粋な朝市を演出する鈴木父子にさっそくインタビューしてみよう。
青空レジにドンと腰を下ろす父・英次郎さんと、子・富善さん。
のっぽのお父さんに横幅のある息子。体格は違うがイナセな顔と雰囲気は似ている。
親子だからあたりまえか。
レジの脇には、ラジオ。音楽で朝市を盛り上げて...という演出ではないようで、野太い声でしゃべり続けている。
ふたりとも接客しながらも、しっかり耳を傾けているが、もしや競馬? 父子で競馬好き?
息子 「ああ、これ? 競馬じゃないですよ、地区の消防団の無線です。今日も朝、火事があって駆けつけたんだけど...眠い」
父 「立川市には消防団が10団あってね。今は退団したけれど、昔はその立川全体の消防団長を自分がやっていたんだよ」
それは知らなかった! 東京でも地域の消防団ってまだまだ健在なのね。
消防団の無線は24時間つけっぱなし。夜、寝ていても、「立川出火報! 西砂町!」と自分の地区の名前が出たとたん、飛び起きるそう。
息子 「立川といっても広いっすからね。署よりも早く現場には到着することもありますよ。昔は、農家が多かったけれど、今はこの辺も勤め人が増えて、昼間いないもんだから、団員確保には苦労するよ。でも、サラリーマンも土日や夜、来てくれるんです」
父 「大変だけど、仲間づくりにはいいよね。人や地域を守るという使命と、普段は違う仕事でも、団を通してコミュニケーションが取れるから。それに、時には酒を飲んで...いや、年中、か。ところで今日は、消防団の話を聞きにきたの?」
ええ、お父さん、農業WEBマガジン「ザックザック」に、消防団の話は必須なんですよ! そうでしょ、編集長?
鈴木父の火消し大活躍昔話に、伊藤編集長と心躍らせて聞き入っていると、そこへヨーロピアンな匂いのするちょっと小粋な中年男が現れた。
小粋なこの男は何者か? 次回、素性が明らかに!
伊藤 「お早くないですよ。ぼくは1時間前から来てます。さあ、こっちです」
門をくぐると、古い母屋に納屋が並び、庭には緑がいっぱい。国立にも、まだこんな古い農家が残っているとは驚きだ。それはそうと朝市。てっきり新聞紙の上に野菜を広げて道路わきでやっているのかと思っていたのだが、想像とまったく違う。
大きな木の下に、カフェのような素敵なテラス。典型的な昔の農家ながら、朝市がえらくおしゃれなのだ。
買い物に来ている人たちまでも、どことなく洗練されているように見えるのだけど、あれは国立マダムや国立おじさんだろうか。
こじゃれた野菜を作り、小粋な朝市を演出する鈴木父子にさっそくインタビューしてみよう。
青空レジにドンと腰を下ろす父・英次郎さんと、子・富善さん。のっぽのお父さんに横幅のある息子。体格は違うがイナセな顔と雰囲気は似ている。
親子だからあたりまえか。
レジの脇には、ラジオ。音楽で朝市を盛り上げて...という演出ではないようで、野太い声でしゃべり続けている。
ふたりとも接客しながらも、しっかり耳を傾けているが、もしや競馬? 父子で競馬好き?
息子 「ああ、これ? 競馬じゃないですよ、地区の消防団の無線です。今日も朝、火事があって駆けつけたんだけど...眠い」
父 「立川市には消防団が10団あってね。今は退団したけれど、昔はその立川全体の消防団長を自分がやっていたんだよ」
それは知らなかった! 東京でも地域の消防団ってまだまだ健在なのね。
消防団の無線は24時間つけっぱなし。夜、寝ていても、「立川出火報! 西砂町!」と自分の地区の名前が出たとたん、飛び起きるそう。息子 「立川といっても広いっすからね。署よりも早く現場には到着することもありますよ。昔は、農家が多かったけれど、今はこの辺も勤め人が増えて、昼間いないもんだから、団員確保には苦労するよ。でも、サラリーマンも土日や夜、来てくれるんです」
父 「大変だけど、仲間づくりにはいいよね。人や地域を守るという使命と、普段は違う仕事でも、団を通してコミュニケーションが取れるから。それに、時には酒を飲んで...いや、年中、か。ところで今日は、消防団の話を聞きにきたの?」
ええ、お父さん、農業WEBマガジン「ザックザック」に、消防団の話は必須なんですよ! そうでしょ、編集長?
鈴木父の火消し大活躍昔話に、伊藤編集長と心躍らせて聞き入っていると、そこへヨーロピアンな匂いのするちょっと小粋な中年男が現れた。
小粋なこの男は何者か? 次回、素性が明らかに!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


