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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
日本から5千キロ南へ!オーストラリアで和牛生産者に会ってきた!
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名前: 鈴木崇雄さん 和牛生産牧場ベルツリー・オーストラリア(オーストラリア)
何かを変えたり認めてもらったりするには自分で実績作らないとダメなんですよ。何年かかるか分からないですけど。品質と価格が折り合った確実に美味しいお肉というのを作っていきたいと思っているんです
(text by ニー・ダンセル)
作業は基本的に1人で行うが、3人の子どもたちがトラクターを操るなどして手伝う。和牛を中心に100頭以上を飼育。繁殖させて種牛や肉牛を作って販売する。肥育業者(育てて太らせる業者)に売るだけでなく自前で穀物肥育も行っている。レストランにも肉牛を直接卸す。
[牛]
1月 種付け
4月 駆虫剤投与
5月 離乳
9月 出産
12月 種付け
[草地]
5月 薪割り、雑木伐採、等
8月 追肥
10月 除草作業
VOL.6 死線を越えた男、鈴木崇雄。
2009.01.20 Tue
「一度死にかけたんですよ」と淡々と話す鈴木さん、牧場主をしていて死にかけたとはオオカミの襲撃とかだろうか。
「いやいや、いつものように馬に乗って牛を追っていたんですが、急に心臓発作で馬が死んでしまったんです。それで馬から落ちて馬の下敷きになりました」
馬の下敷きになりましたって・・・。
淡々と言うものの、つまりは乗っていた馬が突然ガクッと倒れこんで約2mの高さから振り落とされたかと思うと、倒れた馬がのしかかってきたわけである。
しかも、馬の重さは元小錦1.5人分ぐらい。無事ですむはずがない。
「ヘリコプターが来て病院に運ばれたんです。どうやら骨盤を強く打ったみたいなんですが、もし発見が遅れていたらと思うとゾッとしますね」
やはり自然の中で暮らすというのは何が起こるか分からない。一見穏やかそうに見えて鈴木さんはゴルゴ13並みに死線を越えてきているのだ。
そういえば鈴木さんのところにいる動物は実は牛と馬だけではない。羊や鶏、犬に猫もいる。
「馬は仕事で必要だから3頭います。子供達が自分で鞍をつけて乗りこなしています。羊と鶏は食用です。羊は勝手に子供を生むし特に手がかからなくていいですよ。こないだは双子が生まれました。卵も自家製です」
しかもよくよく聞くと肉だけではない。
野菜も、かぼちゃ・トマト・茄子・じゃがいも・玉ねぎ・そらまめ・春菊・大根・ごぼうと何も買う必要がないくらい自家菜園でつくっている。
なんと料理の水だって雨水なのだ。実際に買う必要があるのはお米くらいらしい。
「畜産は残酷だという見方があるかもしれないけど、人間のためにやっているんです。羊にも名前をつけるけど、去勢とか病気を防ぐための尻尾切りというようなことも子供たちと一緒にやって、最後は食べます。もちろん『かわいい』とか『かわいそう』ってのはあるけど、それだけじゃない。食べ物の出所を理解してもらうっていう意味でも、子供たちと一緒に作業することは非常に大事だと思うんです」
日本に暮らしていると牛とスーパーで並んでいる牛肉の間には大きな隔絶がある。
肉だけではない。野菜や果物、魚類だってどうやってできているのか知らないものはたくさんある。
日本でも2000年に食育基本法という法律ができて、なんやかんやと言われ始めてはいるが、これほどまでにリアルな食育を経験することはなかなかできないと思う。
実は・・・私もお昼ご飯をごちそうになった。行く前から「ひょっとしてなんか食べれたらラッキーだな」などと浅ましい気持ちを持っていたことを鈴木さん夫妻が察してくれたのかどうか、「お昼はどんなものがいいですか?」と奥さんが聞いてくれた。
私が「に、に、肉が食べたいです」と言いたいところを体裁を繕ってモゴモゴしていたら、鈴木さんが気を利かして「せっかくなんでうちの牛肉を食べてもらおう」とありがたい一言!!
おおーー、オーストラリアのゴルゴ13は非常に優しい。
朝から牛を見て段々お腹が空いてきたところだったので、「是非お願いします!」とアピール。
先日ちょうど一頭をと畜したところだったらしく運良くそのお肉があったようだ。
そこから手際よく奥さんが調理を始めて待つこと30分ほど。自家製の肉や卵、野菜が使われたハンバーグが出てきた。
パクッと一口食べると思わず「ンマーイ!」と叫んでしまった。思わず、この気持ちを表すべく尊敬する偉大なマンガ家の作品の1シーンを描いてみた。
肉の味が、これでもかと存在感をアピールしているので、焼肉のタレなどと軟弱な物は出る幕がない。
ご飯が進み、3杯おかわりしてしまった。昨日鶏が産んだという卵も黄身の味が濃い、「俺が黄身だ!」といわんばかりの濃厚さだ。
生きててよかった、涙は出ないが思わず目頭を押さえてみた。
次はいよいよ最終回、はっきりいって豪州の和牛業界は不況らしい。
だが、逆境の中でこそやることがある!という鈴木さん。その野望とは!
「いやいや、いつものように馬に乗って牛を追っていたんですが、急に心臓発作で馬が死んでしまったんです。それで馬から落ちて馬の下敷きになりました」馬の下敷きになりましたって・・・。
淡々と言うものの、つまりは乗っていた馬が突然ガクッと倒れこんで約2mの高さから振り落とされたかと思うと、倒れた馬がのしかかってきたわけである。
しかも、馬の重さは元小錦1.5人分ぐらい。無事ですむはずがない。
「ヘリコプターが来て病院に運ばれたんです。どうやら骨盤を強く打ったみたいなんですが、もし発見が遅れていたらと思うとゾッとしますね」
やはり自然の中で暮らすというのは何が起こるか分からない。一見穏やかそうに見えて鈴木さんはゴルゴ13並みに死線を越えてきているのだ。
そういえば鈴木さんのところにいる動物は実は牛と馬だけではない。羊や鶏、犬に猫もいる。「馬は仕事で必要だから3頭います。子供達が自分で鞍をつけて乗りこなしています。羊と鶏は食用です。羊は勝手に子供を生むし特に手がかからなくていいですよ。こないだは双子が生まれました。卵も自家製です」
しかもよくよく聞くと肉だけではない。
野菜も、かぼちゃ・トマト・茄子・じゃがいも・玉ねぎ・そらまめ・春菊・大根・ごぼうと何も買う必要がないくらい自家菜園でつくっている。
なんと料理の水だって雨水なのだ。実際に買う必要があるのはお米くらいらしい。
「畜産は残酷だという見方があるかもしれないけど、人間のためにやっているんです。羊にも名前をつけるけど、去勢とか病気を防ぐための尻尾切りというようなことも子供たちと一緒にやって、最後は食べます。もちろん『かわいい』とか『かわいそう』ってのはあるけど、それだけじゃない。食べ物の出所を理解してもらうっていう意味でも、子供たちと一緒に作業することは非常に大事だと思うんです」
日本に暮らしていると牛とスーパーで並んでいる牛肉の間には大きな隔絶がある。
肉だけではない。野菜や果物、魚類だってどうやってできているのか知らないものはたくさんある。
日本でも2000年に食育基本法という法律ができて、なんやかんやと言われ始めてはいるが、これほどまでにリアルな食育を経験することはなかなかできないと思う。
実は・・・私もお昼ご飯をごちそうになった。行く前から「ひょっとしてなんか食べれたらラッキーだな」などと浅ましい気持ちを持っていたことを鈴木さん夫妻が察してくれたのかどうか、「お昼はどんなものがいいですか?」と奥さんが聞いてくれた。
私が「に、に、肉が食べたいです」と言いたいところを体裁を繕ってモゴモゴしていたら、鈴木さんが気を利かして「せっかくなんでうちの牛肉を食べてもらおう」とありがたい一言!!
おおーー、オーストラリアのゴルゴ13は非常に優しい。
朝から牛を見て段々お腹が空いてきたところだったので、「是非お願いします!」とアピール。先日ちょうど一頭をと畜したところだったらしく運良くそのお肉があったようだ。
そこから手際よく奥さんが調理を始めて待つこと30分ほど。自家製の肉や卵、野菜が使われたハンバーグが出てきた。
パクッと一口食べると思わず「ンマーイ!」と叫んでしまった。思わず、この気持ちを表すべく尊敬する偉大なマンガ家の作品の1シーンを描いてみた。肉の味が、これでもかと存在感をアピールしているので、焼肉のタレなどと軟弱な物は出る幕がない。
ご飯が進み、3杯おかわりしてしまった。昨日鶏が産んだという卵も黄身の味が濃い、「俺が黄身だ!」といわんばかりの濃厚さだ。
生きててよかった、涙は出ないが思わず目頭を押さえてみた。
次はいよいよ最終回、はっきりいって豪州の和牛業界は不況らしい。
だが、逆境の中でこそやることがある!という鈴木さん。その野望とは!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


