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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
辛さは約300,000スコヴィル!ハバネロでメロウなソースをつくる近藤家!
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唐辛子の一種であるハバネロを栽培しつつ工房でソースを作って販売。辛いけど香りも味もフルーティなのが、ソースづくり研究の成果
・ハバネロソース1本450円から1080円
・ネット販売とお店や飲食店に卸す
・ライフワークとして手づくり市にも出品
・その他、ソースに関するデザイン作業も行っている
春:4月苗作り 5月定植
夏:草刈り 5回くらい
秋:3ヵ月間収穫 その日にペーストにして冷凍
冬:刈り取った草を燃やした灰をまく
・年間を通じてソース作り、出荷販売を行う
・忙しさ(注文数)に応じて一日の仕事量は変わる
・必要に応じて鶏糞をまくこともある
Vol.8 ライフワークの手づくり市、そしてこれから
2009.02.17 Tue
ただでさえ早い近藤家の朝がもっと早くなる、京都の知恩寺で毎日15日に行われる手づくり市の日。3時には起き、4時に出発。カフェオレを飲み、コンビニで朝ご飯を買って出かける。寝ぼけ眼をこすりつつもワクワクとする出発だ。手づくり市は「素人さんが創った手づくりの作品を発表する場」である。青空個展会場を作りたいと、京都市在住の方が企画し、京都市左京区の百万遍知恩寺境内で始まった。今ではかなり有名になり、出店の権利を得るのも大変になっている。
朝7時に鐘がなると場所取りが開始される。しかし、古株の作家さんたちはどこに出すかが大体決まっているらしく、近藤家も最初から大体場所が決まっていた。
持っていった箱や机、旗などを設置し、お店が完成する。卓さんのハバネロソースをメインに、久美子さんのハーブやよもぎなどの乾物類、太呂くんと豆太くんのポストカードなどが並ぶ。
他のお店も次第にその形を現し、何もなかったお寺があっという間ににぎわう市場のようにかわる。
7時半くらいには既にお客さんのような人たちも現れだし、時間を追うごとににぎやかになり、通行困難な程の人の群れとなる。
はじめのうちは思ったより人が集まらず、一時どうなるかと思ったが、雨も降り出しそうな午後になってから、一気に人が集まりだした。あっさりMellow Habanero mildは売り切れとなる。天気予報で午後からは雨。その予報が当たってしまい、降り出した雨に慌てて店じまいをして引き揚げる。早めの閉店である。
初めて試すというお客さんが多かったので辛さ三倍のExtraは少し残ったが、それでもかなりの量が売れた。
全部売れると1ヶ月のハバネロ家4人の食費がまかなえるくらいになるという。金額ではなく、それが何に変わるのか、生活ときちんと結びついているその価値観が素敵だ思う。
手づくり市会場の京都までは車で2時間くらいだろうか。子供たちは耐えきれず、静かに寝息を立てる中、卓さんがこれからの夢を話してくれた。納屋を改装し、新しい事務所兼店のような場所を作りたい。大きなキッチンがあって、いつでも美味しいものがいっぱいあって...。
最初は外から来てくれる人たちに向けてのお店のような感じで話していたが、途中でやっぱりそうじゃなくて自分たちの中での楽しい場所にしたい、外に向けて開かれているわけではないが、自分たちで最大限に楽しめる幸せな場所。そういう場所をつくりたいと、夜明け前のほの暗い道を走りながら話してくれた。
ある程度人気が高まると、より拡大し大量生産へと向かい、本来やりたかったものと外れて行ってしまう、というのはよくある話しである。しかし、卓さん、いや近藤家全体がそれを望んでいない。自分たちが充実して暮らしていけるだけのお金が入れば、それで良い。自分たちのやりたいことがきちんと出来ることをとても大事にしている。
手づくり市の中で『アンチ自然派』と言う言葉が出たのだが、それがなんとなく心に残っている。
近藤家は『自然派』ではない。ただただとても『自然』なのだ。慌ただしい東京の生活に見失ってしまいそうなものを近藤家の生活を通してたくさん教えてくれた気がする。
取材から戻って、お土産に買ったハバネロソースを納豆に入れ、かき混ぜながら、そんな近藤家の風景を思い出す。
スコヴィーアワード(辛い食べ物選手権)
、納屋の改装、これからも進化していくであろう近藤家ではあるが、足下を固める強い基盤はいつでも変わらずそこにあるのだろう。
生産、加工、販売、言葉にすると堅苦しいけど、結局その人のライフスタイルが全ての根源なんだ!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。



