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今週のZファーマー

松本茂夫さんと清水陽介さん、どっぽ村発起人+どっぽ村に関わる若者たちさん

ファーマーDATA

名前: 松本茂夫さんと清水陽介さん、どっぽ村発起人+どっぽ村に関わる若者たちさん 滋賀県

買うのをやめて、なんでも自分で作れるようになろう。まず生きる基本、家を建てることと食べ物を作ることを身につけるのがどっぽ村や。

(text by 鈴木和歌奈

仕事の仕組み

松本さんの農業と清水さんの大工仕事を手伝いながら技術を習得する。農業では、米、そば、麦、菜種などの種まきや収穫、草刈りなどを行う。大工仕事では、清水さんが請け負った住宅の増改築を手伝う。実際、どっぽ村でゲストハウスなどの建物を建てたりすることも。

年間スケジュール

春から秋にかけて農業。自然のサイクルに任せて春は田植え、夏は草刈り、秋は稲刈りを行う。冬の間や雨の日は大工仕事をする。そば打ちなども体験できる。

初期投資
星1つ
手間
星3つ
ギャンブル度
星2つ
難易度
星3つ

VOL.3 家は100万円で建つ

2009.02.19 Thu
家って1000万円以上はすると思い込んでいたライター鈴木に衝撃を与えた清水さん どっぽ生の紹介の前に、どっぽ村の面白いプロジェクトをご紹介。一つ目は100万円で家が建つことを実践する「建築ワークショップ」。昨年の10月、どっぽ村の本格スタートを前に、集会や宿泊に使う拠点施設(現在は、一時的にどっぽ生の共同宿泊施設)をみんなで建てるワークショップを開いた。参加を呼びかけると集落はもちろん県内外からなんと延べ300人が集結した! もはや祭り状態だ!

これが棟上。さすが木槌がでかいぞ。角材を調整する刻み作業、女性でもできる棟上げを終え、喜ぶワークショップの参加者たち。屋根の上に11人。「『家を建てるのは、男の一生の仕事』っていうけど、バカバカしい。100万円と5日あれば立つんや」。 この清水さんの言葉通りのワークショップだ。参加者たちのほとんどが初心者だったが、清水さんの指導のもと3日で墨付けと刻みをこなし4日目には棟上げをした。一部機械を使う所や、職人の技術が必要な作業を別にすれば、初心者でも作業が可能。ワークショップでは、おばあちゃんや子供も屋根葺きや土壁塗りを楽しんだそう。

「最近は、学校で建築を学んでも大工が高齢で弟子をとらないから住宅メーカーに務めるしかないし、そのせいで均質化された家ばっかりが建つことになる。ホンマは建築はもっと面白いものやし、そんな難しいことじゃない。ただの労働やのに300人も来てくれた。強制された仕事と思わなければ何でも楽しめるってことでしょう」と清水さん、ニヤリ。
建設中の拠点施設、これが100万円とは・・・拠点施設は、床面積6m×8m、キッチン、トイレ、シャワールームを完備。さらに伝統軸組み工法で、柱や梁などはすべて地元材を使用した。竹、土も地元のものを使っている。地域の資源を活かすことも清水さんのやり方だ。
ここのトイレはバクテリアのお陰で循環式で下水いらずもうひとつ面白い取り組みが「バイオマストイレ」。排泄物を微生物(バクテリア)と活性炭(バイオマス)を使って分解させ自然蒸発させるのがこのトイレ。循環式なので下水が必要ない。塩素など殺菌剤も使わず安心だし、下水を引かれていない田舎に家を建てるのにはうってつけだ。この拠点施設を作るときに、「試しに取り入れてみよう」と仲間の一人が言い出したのがきっかけで設置することになった。
一見、普通のトイレ
うむー、下水なしで自宅で出したものは自宅で処理するとはまさしく自立した家ではないか。百聞一見にしかず、トイレを拝見させてもらった。昔風の"厠"を想像しながら戸を空けると見た目は全く普通の水洗トイレ。臭いもないので言われなければわからない。
この下でバクテリアくんが活動中 排泄物に泡を送って撹拌しているところ 外で分解の仕組みを見せてもらうといくつも槽があり、その一つで泡がぶくぶくと立っている。 その中には細かい繊維がたくさんあるらしい(泡で見えないが)。これは、川の自然浄化の仕組みを模したものだ。川では、魚のふんなどが水草の根に絡めとられて、水草に住む微生物が分解する、これと同じ仕組みだ。
大と小が混じった排泄物に泡を送って対流を作ると、排泄物が細かくなって繊維(水草の役割)にくっつく。すると、この繊維に住む微生物がせっせと水と炭酸ガスに分解してしまうのである。最終的には大も小も、空気と水になっちゃうのだ!まるで手品。
そしてこの排出された水は水洗水としてリサイクルできるので、この家には下水道が必要ないのだ。
松本さんと清水さんの話には発見と驚きがいっぱい! このいいことづくめのトイレだが、まだ一般家庭に普及しておらず値段も安くない。しかし、どっぽ村では、バイオマストイレの会社の協力を得て自分たちの手でこのトイレを作ってしまった。 肥料用のタンクを知り合いからもらって槽に利用し、それを囲うコンクリートも余り物をもらってきた。
「こんなん、タダやで。お金が足りないときは世の中には余りもんがいっぱいあるから、それをうまく使って自分で設置すれば安いんや」と松本さんは笑う。
 伝統的な技術を守りつつ、最新の「エコ技術」を取り入れてしまうのもどっぽ村の柔軟さ。次は、いよいよ農と建築を学ぶどっぽ生の日常に迫ります!
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ザックザック企画

今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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