HOME
今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
どっぽ村で働き学ぼう!農業と大工!
![]()
![]()
名前: 松本茂夫さんと清水陽介さん、どっぽ村発起人+どっぽ村に関わる若者たちさん 滋賀県
買うのをやめて、なんでも自分で作れるようになろう。まず生きる基本、家を建てることと食べ物を作ることを身につけるのがどっぽ村や。
(text by 鈴木和歌奈)
松本さんの農業と清水さんの大工仕事を手伝いながら技術を習得する。農業では、米、そば、麦、菜種などの種まきや収穫、草刈りなどを行う。大工仕事では、清水さんが請け負った住宅の増改築を手伝う。実際、どっぽ村でゲストハウスなどの建物を建てたりすることも。
春から秋にかけて農業。自然のサイクルに任せて春は田植え、夏は草刈り、秋は稲刈りを行う。冬の間や雨の日は大工仕事をする。そば打ちなども体験できる。
VOL.05 野宿で野菜作りを経てどっぽ村へ!
2009.03.05 Thu
安田さんに話を聞き終わったころに、「この前入ったどっぽ生、やばいやつがいるんすよ」と意味ありげな情報をいただいた。そのすごそうなどっぽ生とは新卒どっぽ生。大学卒業後すぐに2008年9月からどっぽ生になったらしい。新卒でいきなりどっぽ生とは・・・。畑にいると聞いて突撃することにした。
そこにいたのが、石丸雄一さん(23歳)。眼光の鋭さがわれわれを圧倒する。さすがにゴゴゴゴ・・・というほどではないがただものではない、その雰囲気は写真でお確かめいただきたい。世の中にはこんな学生がいるのか・・・(卒業したてでいまは学生じゃないのだが)。
「これまでの人生に比べたら衝撃の毎日です。すべてにおいて勉強です」
こう語る石丸さんは、大工小屋近くの畑で、ひとり大根の苗と格闘していた。松本さんに「自分で野菜作ってみろ」といわれ、畝ごとに籾殻や肥料などの成分をちょっとずつ変えて大根がどうやったら育つか試行錯誤しているらしい。猛者だ。
滋賀の大学を卒業後すぐ、受かった会社の内定を辞退してどっぽ村へやってきた。野菜作りに興味を持ったのは、学生時代に古民家でカフェを経営したことがきっかけらしい。
食材を安く売ってもらうために農作業を手伝い、さらに自分でも作ってみようと農家に畑を借りてみたという。
「でも、下宿から通うには遠かったので、4回生のとき畑にテントをはって何ヶ月か野宿しながら野菜を作ったんですよ。さすがにテント生活はきつかったっすね」
テント生活で農業‥!破天荒。まさに破天荒!(この言葉ずっと使いたかった)
「いえいえ、学生時代なんてまともな方でした。ここへきたらいきなり『鶏をさばいてみろ』とか『獲れたイノシシ運べ』とか言われるんすよ。衝撃ですよ。しかも、夜は農業の話から始まって相対性理論やら量子力学について語るんですよ。難しくて意味が分かりません」
立命館大学大学院生兼どっぽ生の小障子正喜さんと養鶏を営む野田勲さんが博学で、アカデミックな話を繰り広げているのだそうだ。農業を突き詰めると物理学や宇宙論まで行くらしい。この一見のどかな、どっぽ村でそんな会話が夜な夜な行われているとは、誰も知るまい。
「大根の育て方も、量子力学もわからないことだらけだから図書館で本借りて勉強しています。でも書いてある通りにすればいいわけじゃないんで自分で試すしかないですね。とにかく『これやってみろ』と放り投げられるからやるしかない。手探りでたいへんですけど、たしかに面白いですね」
次々にエピソードが出てくる。よくしゃべる。こんなに弁がたつファーマーは見たことない。
そういえば、松本さんはこんなことを言っていた。
「何が問題なのかを考える力は、『つくる生活』から生まれるんやないかな。だれとつながるか、どんな技術が必要か、課題が見えてくる。もちろん、ここでは農業や建築の基本は教えるけどその先は、本人が問題意識が持てるかどうかということや」
たしかに、石丸さんは問題意識ありまくりである。
どっぽ生の応募条件は社会人経験者、ということだが石丸さんは特別に入塾が許された。
「この後どうするかまだ決めてませんが、今は農業を頑張りたい。清水さんと松本さんですか?憧れの人ですね、かっこいいですよ。ああいう大人になれたらと思いますね」
以上はこれでもだいぶ省略した。最初、遠くから見ると黙々と作業していた寡黙そうな人やなーぐらいにしか思っていなかったが。話しかけてみると、話題がでてくるでてくる。
「テントで生活した」「量子力学」「イノシシを解体」「石灰の量を」「田んぼを畑にかえる」「挑戦している」「比較対照実験」など、ぬるい都会暮らしのわれわれの脳みそに打撃を与える異次元ワードを連射してきた。
「ヤバイやつがいるんすよ」という意味深な安田さんの言葉の意味がようやく分かった気がする。どっぽ生おそるべし...、だがどっぽ村は、どっぽ生だけじゃない。ほかにも個性豊かな人たちがいるらしい。
次は、そのどっぽ村にかかわるデザイナーかつ松本さんの娘さん、菜々子さんが登場!
そこにいたのが、石丸雄一さん(23歳)。眼光の鋭さがわれわれを圧倒する。さすがにゴゴゴゴ・・・というほどではないがただものではない、その雰囲気は写真でお確かめいただきたい。世の中にはこんな学生がいるのか・・・(卒業したてでいまは学生じゃないのだが)。「これまでの人生に比べたら衝撃の毎日です。すべてにおいて勉強です」
こう語る石丸さんは、大工小屋近くの畑で、ひとり大根の苗と格闘していた。松本さんに「自分で野菜作ってみろ」といわれ、畝ごとに籾殻や肥料などの成分をちょっとずつ変えて大根がどうやったら育つか試行錯誤しているらしい。猛者だ。
滋賀の大学を卒業後すぐ、受かった会社の内定を辞退してどっぽ村へやってきた。野菜作りに興味を持ったのは、学生時代に古民家でカフェを経営したことがきっかけらしい。食材を安く売ってもらうために農作業を手伝い、さらに自分でも作ってみようと農家に畑を借りてみたという。
「でも、下宿から通うには遠かったので、4回生のとき畑にテントをはって何ヶ月か野宿しながら野菜を作ったんですよ。さすがにテント生活はきつかったっすね」
テント生活で農業‥!破天荒。まさに破天荒!(この言葉ずっと使いたかった)
「いえいえ、学生時代なんてまともな方でした。ここへきたらいきなり『鶏をさばいてみろ』とか『獲れたイノシシ運べ』とか言われるんすよ。衝撃ですよ。しかも、夜は農業の話から始まって相対性理論やら量子力学について語るんですよ。難しくて意味が分かりません」立命館大学大学院生兼どっぽ生の小障子正喜さんと養鶏を営む野田勲さんが博学で、アカデミックな話を繰り広げているのだそうだ。農業を突き詰めると物理学や宇宙論まで行くらしい。この一見のどかな、どっぽ村でそんな会話が夜な夜な行われているとは、誰も知るまい。
「大根の育て方も、量子力学もわからないことだらけだから図書館で本借りて勉強しています。でも書いてある通りにすればいいわけじゃないんで自分で試すしかないですね。とにかく『これやってみろ』と放り投げられるからやるしかない。手探りでたいへんですけど、たしかに面白いですね」次々にエピソードが出てくる。よくしゃべる。こんなに弁がたつファーマーは見たことない。
そういえば、松本さんはこんなことを言っていた。
「何が問題なのかを考える力は、『つくる生活』から生まれるんやないかな。だれとつながるか、どんな技術が必要か、課題が見えてくる。もちろん、ここでは農業や建築の基本は教えるけどその先は、本人が問題意識が持てるかどうかということや」
たしかに、石丸さんは問題意識ありまくりである。
どっぽ生の応募条件は社会人経験者、ということだが石丸さんは特別に入塾が許された。「この後どうするかまだ決めてませんが、今は農業を頑張りたい。清水さんと松本さんですか?憧れの人ですね、かっこいいですよ。ああいう大人になれたらと思いますね」
以上はこれでもだいぶ省略した。最初、遠くから見ると黙々と作業していた寡黙そうな人やなーぐらいにしか思っていなかったが。話しかけてみると、話題がでてくるでてくる。
「テントで生活した」「量子力学」「イノシシを解体」「石灰の量を」「田んぼを畑にかえる」「挑戦している」「比較対照実験」など、ぬるい都会暮らしのわれわれの脳みそに打撃を与える異次元ワードを連射してきた。
「ヤバイやつがいるんすよ」という意味深な安田さんの言葉の意味がようやく分かった気がする。どっぽ生おそるべし...、だがどっぽ村は、どっぽ生だけじゃない。ほかにも個性豊かな人たちがいるらしい。
次は、そのどっぽ村にかかわるデザイナーかつ松本さんの娘さん、菜々子さんが登場!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


