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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
無人島でヒトは進化する!赤穂根島で魅惑の自給自足生活!
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名前: 宮脇馨さん 愛媛県上島町岩城・赤穂根島
小さい頃から農耕船で岩城島から赤穂根島まで通っていたんだよ。あのころは、もっと島もにぎわっていたし、みんな素もぐりで魚も採ってたなあ。え?採れなきゃ晩飯のおかずはないから真剣さ。今の子にもそういう原体験をさせたいよね。
(text by 白石あづさ)
岩城島から農耕船で無人島・赤穂根島へ通う。仕事が忙しいと泊り込むこともしばしば。畑では自宅用の野菜や米を作り、収入は子牛の生産や地鶏の卵で得ている。ヤギを飼っているのは雑草対策のため。ほかに無人島体験などグリーンツーリズムも開催。
あたたかい瀬戸内だけに一年を通じて仕事がある。雑草が枯れる冬は、牛のエサを農耕船で何度も往復することも。
VOL.01 次の依頼は"おじさんひとり島"!?
2009.04.02 Thu
瀬戸内海に浮かぶ周囲7キロほどの小さな島。赤穂根島という緑豊かな無人島にひとりのおじさんが住みついた。荒地を開墾し、畑を作り、ミカンを植え、牛を飼い、ヤギも飼い、うまい地鶏を育てるそのおじさんの名は宮脇馨さん。のんびり島暮らしなんてとんでもない。木のぼりのうまいタヌキに海を渡ってくる巨大イノシシと、敵はいっぱい気が抜けぬ。動物が進化を遂げるなら、おじさんだって進化する。退化する都会人には、びっくりの魅惑の自給自足生活を取材した。(白石あづさ)ザックザックの取材もかれこれ3回目。
ワニ養殖で日本の農業を変えつつある野望たっぷりの浜松のおじさんや、消防団と恋バナもグッとくる国立の朝市父子......いずれもアバンギャルドでユニークな人たちだったが、果たしてふろしき男こと伊藤編集長からの次なる依頼は...?
伊藤 「し、白石さん、次の依頼です。無人島、行ってみたくないですか?」
白石 「無人島!?」
伊藤 「おじさんが1人で住んでいるのです。ヤギも2頭飼っています」
白石 「それって、無人じゃなくて"おじさんひとり島"っていいませんか?」
伊藤 「では、"おじさんひとりwithヤギ2頭島"。ちなみにヤギの名前はオバマとヒラリー」
白石 「オバマとヒラリー...(黒ヤギと白ヤギ?)。二頭はうまくやっているんでしょうか?」
伊藤 「さあ? 私も同行しますが、場所は愛媛県の赤穂根島。瀬戸内海のど真ん中です。ちなみにうちの実家はうどんで有名な香川県...」
そう言って電話が切れたが、最後は「もぐもぐ...」としか聞き取れなかった。帰りに故郷の香川で讃岐うどんを食べて帰ります...と言ったのかもしれない。
東京駅で待ち合わせ


赤穂根島までの道のりは遠い。まず、東京から新幹線で尾道へ。そこから、バスで島なみ街道を渡り因島へ。さらに因島から連絡船で赤穂根島に一番近い岩城島へ。この岩城島に泊まり、翌日、赤穂根島から、おじさんが自前のボートで迎えに来てくれるという。取材当日。東京駅でお互いを探すこと30分。東京暮らしが長いはずなのに、日本最大級の巨大鉄道駅で鬼ごっこ状態。
白石 「トルルルルル...編集長!どこにいるんです?」
伊藤 「し、白石さん、私は今、海産物屋にいます」
白石 「(島に行くのになぜ、おみやげが海産物?)ええと、地下のお酒売り場に行きましょうよ」
ようやく現れた伊藤氏。ふろしきを担いでいるので遠目にも目立つ...と、と、なんと、今回、ふろしきが二つに増えている! 大きなふろしきに、小さなふろしき。
白石 「親子ふろしきですか!」
伊藤 「最近は、モンゴルもこれで...」
白石 「荷物、飛行機に預けるとき、どうするんですか?」
伊藤 「二重にしているから落ちないのに、係りの人が心配してガムテープでグルグル巻きにされることもあります」
なんだか夜逃げっぽい。いや、はたから見れば夫婦で駆け落ちと見られるかもしれぬ。
そんな心配をしながら、新幹線に乗り込んだ私たちが、まず目指すは尾道。
果たして今日中に岩城島までたどり着くのか?
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