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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
無人島でヒトは進化する!赤穂根島で魅惑の自給自足生活!
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名前: 宮脇馨さん 愛媛県上島町岩城・赤穂根島
小さい頃から農耕船で岩城島から赤穂根島まで通っていたんだよ。あのころは、もっと島もにぎわっていたし、みんな素もぐりで魚も採ってたなあ。え?採れなきゃ晩飯のおかずはないから真剣さ。今の子にもそういう原体験をさせたいよね。
(text by 白石あづさ)
岩城島から農耕船で無人島・赤穂根島へ通う。仕事が忙しいと泊り込むこともしばしば。畑では自宅用の野菜や米を作り、収入は子牛の生産や地鶏の卵で得ている。ヤギを飼っているのは雑草対策のため。ほかに無人島体験などグリーンツーリズムも開催。
あたたかい瀬戸内だけに一年を通じて仕事がある。雑草が枯れる冬は、牛のエサを農耕船で何度も往復することも。
VOL.02 青い檸檬の島・岩城島へ!
2009.04.09 Thu
さあ、今日の取材の打ち合わせを...と、さっそく我々がテーブルに広げたのはノートではなく駅弁。伊藤 「笹の葉に包まれて......ぬおっ、マス寿司、久しぶりだあ」
白石 「普段、不摂生してますからね、私は30品目弁当を」
伊藤 「しかし、東京で待ち合わせは我々にとって難関でしたね」
白石 「確かに。東京駅は、町一個分ありますから」
伊藤 「最初っからくじけそうになりました」
白石 「ええ...東京、こわいとこだ」
伊藤 「こわいと言えば、東京に出てきたとき、最初知り合った人、ネズミ講でしたよ」
白石 「......」
なぜ、ネズミ講と気が付くまでのいきさつ、そして友との決別などを聞いているうちに、尾道到着。しまった、打ち合わせのはずがネズミの話で終わってしまった!
尾道から因島へ
山の斜面に家がびっしり並び、港の夕景が美しい情緒あふれる尾道から、因島行きのローカルバスに揺られること40分。本州と四国を通る「しまなみ街道」からの眺めは素晴らしい。
後ろに座っている伊藤編集長に声をかけようと振り向くと、編集長の視線は窓の外ではなく、バスに入り込んだ虫にびびる尾道の純朴そうな女子高生......だったので、そっとしておくことにした。(「最近の学生は、地方ですら虫が嫌いなのか...」編集長)
日が沈む因島の波止場に到着した我々を迎えてくれたのは、港の時刻表などよりも大きな「イカ焼きはあちら」の看板。
そしてなぜか聞こえてくるカントリーソング。
因島の名物?と声をかける間もなく、編集長、走る! ちょっと、夕食近いですよー
イカ焼きって、タコ焼きのようなものを想像していたけれど、イカを練りこんだクレープ状の生地をおばちゃんが手早くクルクルと巻いている。
「あちち!むぐむぐ...うううまい! イカのコリコリ感とクレープのムニムニ感が溶け合って...」
そうこうしているうちに、「岩城島に行かれるお客様は、ご乗船くださいー」というアナウンス。さあ、編集長、行きますよ...って、見ればベンチにふろしきのみ!? あなたの持ち主はどこに?
探してみれば、売店で大量のお菓子を買い込んでいる編集長を発見。
「え? アナウンス? 買い物に夢中で...。いや、島に売店がないかもしれないと...」
あわてて乗り込んだ船はまるで揺れず。瀬戸内海はほんとに静かだなあ。ん?またもや、ふろしきを残して編集長が消えた?もしや、海へ転落!?
あわてて甲板に出ると、カメラを窓枠に置いて...高倉健ばりのポーズを決め...ピカッと夜の海をバックにフラッシュ!?セルフタイマーで自分を撮っている。見ないふりをしてあげよう。
東京出発からすでに10時間経過。
ようやく今日の宿がある岩城島に到着すると、「小さな島だから店はないはずだ」という編集長の予想は見事にはずれ、「うちのある三軒茶屋よりでけえ」らしい大きなスーパーが光り輝いている。
ようやく無人島へ出発だ!
こんなに近いのか! その島から朝日を浴びてこっちにやってくる小さな一艘のボートはもしや!?
もしや、あなたは...? そう、「おはようー」と、元気いっぱいのおじさんこそが「おじさん一人島」に住む宮脇さん。
キラキラ輝く海もまぶしいが、おじさんもまぶしい。
この方は、ただものではない、そう直感した。
都会では絶滅危惧種並みの光輝くおじさんに圧倒されながら、頭を下げてごあいさつ。
「さあ、小さい船だけど乗ってー。車でいうところのミニだから狭いんやけど」
では、遠慮なく。ふろしきを積み込み、意外に高い波をどんぶらこ。
取材に無人島・・・いよいよだなあ。
今、解き明かされる赤穂根島暮らし!
つづく
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


