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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
無人島でヒトは進化する!赤穂根島で魅惑の自給自足生活!
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名前: 宮脇馨さん 愛媛県上島町岩城・赤穂根島
小さい頃から農耕船で岩城島から赤穂根島まで通っていたんだよ。あのころは、もっと島もにぎわっていたし、みんな素もぐりで魚も採ってたなあ。え?採れなきゃ晩飯のおかずはないから真剣さ。今の子にもそういう原体験をさせたいよね。
(text by 白石あづさ)
岩城島から農耕船で無人島・赤穂根島へ通う。仕事が忙しいと泊り込むこともしばしば。畑では自宅用の野菜や米を作り、収入は子牛の生産や地鶏の卵で得ている。ヤギを飼っているのは雑草対策のため。ほかに無人島体験などグリーンツーリズムも開催。
あたたかい瀬戸内だけに一年を通じて仕事がある。雑草が枯れる冬は、牛のエサを農耕船で何度も往復することも。
VOL.04 北海道で学んだフロンティアスピリットが全開!
2009.04.16 Thu
昭和26年生まれの宮脇さん。
すでに海賊は姿を消していたが、時代は、食糧難の真っ最中。
無人島に通い、牛の世話や畑を手伝い、素もぐりでタコやサザエを採ったり...。
もっとも当時はどの家の子供も、小さな肩に「今日の家族の晩御飯」のプレッシャーがかかっていたから、レジャーなんかと違う。
真剣勝負の「狩猟」なのだ。鼻息も荒く、目をギラギラさせてタコをつついていたのだろう。
北海道で牛飼い修行!そんなワイルドな日々も、島の中学を卒業するとしばしお休み。一番近い都会、四国の今治に下宿しながら高校へ。
そしてさらに大学を目指すのだが、その行き先は大阪でも東京でもなく、北の大地・北海道!タコはいないがクマはいるぞ!普通、大都会に憧れたりするんじゃないのだろうか?
「じいさんもおやじも牛飼いでしたから。畜産になじみがあったけんね、それなら本場に行きたいと。
北海道?そりゃ寒いし、海暮らしの瀬戸内海と北海道とじゃ、風土や精神が180度、違う!瀬戸内海は温暖で危険が少ないから、ある意味、閉鎖的なところがあるんですよ。閉鎖的でもやっていけるというか...。
反対に、北海道は開放的でフロンティアスピリットに溢れた土地。その違いもおもしろかったし、毎晩、寮で酒を飲みながら、全国から来た仲間といろんな話をしたのも楽しかったなあ」
たっぷり北のカルチャーショックを受けて、卒業後は牛飼いに?「いや、卒業するころにはおやじも牛飼いは辞めていたんで。とりあえずコンパ資金を稼ぎに東京に就職試験を受けに行っとったなあ。
何でかって?景気がよかったけん、企業が北海道からの飛行機代、ポンと払ってくれるけんね。
夜行列車で行って試験受けて差額はもらって......その受けた会社のひとつ、大手スーパーが自分を採用してくれたんやけど、東京の朝の通勤列車に遭遇したら、もうだめ。ここは自分の住むところじゃないと。それに自分の地元で何か役割があるんじゃないかと実家に戻り、岩城村役場に入ったんよ」
ひと味違うお役人になりました小さな島の役場勤め。堅実で落ち着いた暮らしが始まる。
果たして、北海道の味を知ってしまった宮脇さんに勤まるのか?
総務に建設、農業振興などさまざまな部署を経験した。
しかし、言われたことだけを実行する役人とは、ひと味、違う。北海道仕込みのフロンティアスピリットがむくむくと。
岩城島の産業を活発にしたい。全国に発信したい。そうだ! それならホームページだ!
まだ役場がサイトを持つことが都会でも珍しかった時代、いち早く岩城島紹介サイトを立ち上げた。
サイトのキャッチコピーは「きゃもおーん(Camon)! 岩城島!」。
岩城島の特産・青レモンと「カモン!」を掛け合わせた渾身のオヤジギャグ!
そして、トップページは、いったいどこにそんなど派手な役所のサイトが...と岩城島住人を震撼させるほどのアバンギャルドなデザイン。(残念ながら市町村合併でサイトは閉鎖)
何しろ、真っ赤なバックに宮脇さん曰く「はじめ人間ギャートルズ」にでてくるような原始人がダーッと並んでいるのだ。 ......岩城島を歩いている人って、そんな血気盛んな原始人みたいな島民は皆無で、素朴なおばあちゃんや純朴な少年しか見かけないんですけど。
「まあ、こんなサイトだと上司がボツにするから、勝手にアップしたんですね。小さい役場だから私の独断と偏見も通用するんです」
...たまたまネットに詳しい人が島にそんなにいなかったのか、アップされてもしばらく島の誰も何も言わなかったらしい。ようやく気がついた上司が、「なんだ、これは!?」と腰を抜かすころには、島以外の人々からのアクセスが集中。すっかり話題のサイトとなっていたのだ。
村役場に宮脇あり!全国から熱い視線を浴びる役場のサイトをつくったあとの、次なる戦略は?
つづく!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


