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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
無人島でヒトは進化する!赤穂根島で魅惑の自給自足生活!
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名前: 宮脇馨さん 愛媛県上島町岩城・赤穂根島
小さい頃から農耕船で岩城島から赤穂根島まで通っていたんだよ。あのころは、もっと島もにぎわっていたし、みんな素もぐりで魚も採ってたなあ。え?採れなきゃ晩飯のおかずはないから真剣さ。今の子にもそういう原体験をさせたいよね。
(text by 白石あづさ)
岩城島から農耕船で無人島・赤穂根島へ通う。仕事が忙しいと泊り込むこともしばしば。畑では自宅用の野菜や米を作り、収入は子牛の生産や地鶏の卵で得ている。ヤギを飼っているのは雑草対策のため。ほかに無人島体験などグリーンツーリズムも開催。
あたたかい瀬戸内だけに一年を通じて仕事がある。雑草が枯れる冬は、牛のエサを農耕船で何度も往復することも。
VOL.05 役所より農業がおもしろい!
2009.04.23 Thu
インターネット黎明期に、いち早く町役場でHPを立ち上げた宮脇さん。仕掛けた「はじめ人間ギャートルズ」ばりの原始人サイトは、大当たり。
もはや、役人というより、広告代理店の宣伝マン。
「きゃもおーん(Camon)! 岩城島!」のサイトで、岩城島は一躍、有名になった。
いったいどんな島なのだろう?と興味を持って本州からやってきたIターン希望者の世話もした。
一方で、青いレモンの島として注目を浴びると、一度離れた島だけど、やっぱり生まれ故郷に戻りたくなる。そんなUターン志望の若者の相談にも乗った。
「まあ、レモン売りたかったし、島の人口も増やしたかったし」
役所暮らしは、のんびりゆったり...なんて宮脇さんには当てはまらない。仕事は自分で創るもの。
ああ、忙しい、忙しい。ところが、さらに仕事が増える。両親がだんだん年をとり、みかんの出荷や畑、牛の世話を手伝う比重が増えていった。
朝、役場に出勤する前に船で赤穂根島へ上陸し、ひと仕事。
しかし、両親を助けていたつもりが、ひとたびやってみれば、どうにも農業はおもしろい。
もう、こうなると止まらない。慣行農業より、無農薬でやってみたいな。
おっと、無農薬は手間がかかるぞ。時間がいくらあっても足りないくらいだ。
いくら近いといえど、船で行ったり来たりは時間のロス。せめて土日はこっちにいたい。
ならば、小屋を建ててしまえば泊まれるじゃないか。
ということで、無人島に家を建てることにしてしまったのだ。
定年まで待てない!
かくして、小さな小屋をトンカンと。これで土日は農業に集中できる。ところが、集中しすぎて、役所よりも農業に気持ちがどんどん傾いてしまう。
このまま60歳まで勤め上げ、それから農業をやってもいい。だけど、体力的に本格的にはじめるにはきついのではないだろうか?
齢55歳、始めるなら今だ。
「それにね、いくらIターンやUターンが増えてきた...といっても、それ以上に若い人が減っている。
あと10年もすれば、さらに耕作放棄地が増えてしまう。
何しろ、今、この赤穂根島に通っているのは4,5人で、全員が75歳以上のお年寄りなんだもの。小さい頃から通っていた島が荒れていくのは見ていて心が痛んだんだよね」
定年まであと5年残して、農業に飛びこむのは、自分だけがただ自給自足生活を満喫したいだけではない。
島や国の未来を思えばこそ、田や畑は荒れさせてはならないし、都会の子には農業体験をさせてやりたい。
思い切って奥さんに相談すると、「いいんじゃない?やってみたら?」と応援してくれた。ああ、よかったー。
パートナーのお許しも出て、ついに31年間勤めた役所を退職。
今日から農業人。
まずは、島の消防団を退団したときに、積み立てていた退職金で重機を購入。
雨水を引いていたが、地下25メートルを掘って井戸水を確保した。これで水に困ることもない。
あと必要なのは、ネットワーク。小さな島からメッセージを発信するためにブログを始めた。無人島暮らしを始めた宮脇さんの応援団は全国に。
「食べることって、地域社会の原点じゃないかなあ。そういう教育が必要やけんね。CSAって知っとる?
コミュニティ・サポーッテッド・アグリカルチャーっていって、食べる人と作る人が一緒に農業を作り上げていく組織なんよね。大きい組織が音頭を取るんじゃなくて、そういう小さなグループを全国にたくさん立ち上げて、ネットワークを作るのが理想やね」
未来への理想を胸に半農半役人から全農に。果たして、宮脇さんの挑戦の行く末は?
もはや、役人というより、広告代理店の宣伝マン。
「きゃもおーん(Camon)! 岩城島!」のサイトで、岩城島は一躍、有名になった。いったいどんな島なのだろう?と興味を持って本州からやってきたIターン希望者の世話もした。
一方で、青いレモンの島として注目を浴びると、一度離れた島だけど、やっぱり生まれ故郷に戻りたくなる。そんなUターン志望の若者の相談にも乗った。
「まあ、レモン売りたかったし、島の人口も増やしたかったし」
役所暮らしは、のんびりゆったり...なんて宮脇さんには当てはまらない。仕事は自分で創るもの。
ああ、忙しい、忙しい。ところが、さらに仕事が増える。両親がだんだん年をとり、みかんの出荷や畑、牛の世話を手伝う比重が増えていった。
朝、役場に出勤する前に船で赤穂根島へ上陸し、ひと仕事。
しかし、両親を助けていたつもりが、ひとたびやってみれば、どうにも農業はおもしろい。
もう、こうなると止まらない。慣行農業より、無農薬でやってみたいな。
おっと、無農薬は手間がかかるぞ。時間がいくらあっても足りないくらいだ。
いくら近いといえど、船で行ったり来たりは時間のロス。せめて土日はこっちにいたい。
ならば、小屋を建ててしまえば泊まれるじゃないか。
ということで、無人島に家を建てることにしてしまったのだ。
定年まで待てない!かくして、小さな小屋をトンカンと。これで土日は農業に集中できる。ところが、集中しすぎて、役所よりも農業に気持ちがどんどん傾いてしまう。
このまま60歳まで勤め上げ、それから農業をやってもいい。だけど、体力的に本格的にはじめるにはきついのではないだろうか?
齢55歳、始めるなら今だ。
「それにね、いくらIターンやUターンが増えてきた...といっても、それ以上に若い人が減っている。
あと10年もすれば、さらに耕作放棄地が増えてしまう。
何しろ、今、この赤穂根島に通っているのは4,5人で、全員が75歳以上のお年寄りなんだもの。小さい頃から通っていた島が荒れていくのは見ていて心が痛んだんだよね」
定年まであと5年残して、農業に飛びこむのは、自分だけがただ自給自足生活を満喫したいだけではない。
島や国の未来を思えばこそ、田や畑は荒れさせてはならないし、都会の子には農業体験をさせてやりたい。
思い切って奥さんに相談すると、「いいんじゃない?やってみたら?」と応援してくれた。ああ、よかったー。
パートナーのお許しも出て、ついに31年間勤めた役所を退職。
今日から農業人。
まずは、島の消防団を退団したときに、積み立てていた退職金で重機を購入。
雨水を引いていたが、地下25メートルを掘って井戸水を確保した。これで水に困ることもない。
あと必要なのは、ネットワーク。小さな島からメッセージを発信するためにブログを始めた。無人島暮らしを始めた宮脇さんの応援団は全国に。
「食べることって、地域社会の原点じゃないかなあ。そういう教育が必要やけんね。CSAって知っとる?
コミュニティ・サポーッテッド・アグリカルチャーっていって、食べる人と作る人が一緒に農業を作り上げていく組織なんよね。大きい組織が音頭を取るんじゃなくて、そういう小さなグループを全国にたくさん立ち上げて、ネットワークを作るのが理想やね」
未来への理想を胸に半農半役人から全農に。果たして、宮脇さんの挑戦の行く末は?
つづく!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


