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今週のZファーマー

柴田佳寛(酪農家) 柴田牧場 (静岡県掛川市)さん

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名前: 柴田佳寛(酪農家) 柴田牧場 (静岡県掛川市)さん 静岡県掛川市

野望?う~ん。規模を増やしていくっていうのは考えてないな。牛20頭くらいが一番楽しいと思う。メガファームとか300頭もいるじゃん。もう生き物としての牛っていう感覚がなくなるんじゃないかな。

(text by 鈴木和歌奈

仕事の仕組み

酪農を中心とした複合経営。ジャージー種とホルスタイン種計50〜60頭を育て、搾乳、加工、販売、配達を一家で行う。8割が宅配牛乳、2割が直売店の製品に。宅配は掛川市内のみ。直売店を土日だけ営業し、牛乳、ソフトクリーム、ヨーグルトなどを販売、行列ができる。お茶や野菜も栽培。

年間スケジュール

1年を通して、牛の世話(毎日朝5時〜10時、16時〜20時まで搾乳、餌やり、掃除など)
春:お茶刈り、6月から麦の収穫
夏:直売店の駐車場の整理
秋:稲刈り
冬:堆肥蒔き

初期投資
星5つ
手間
星4つ
ギャンブル度
星2つ
難易度
星4つ

VOL.1 認知度99%!地元で有名すぎる牧場

2009.05.05 Tue
私の地元は静岡県掛川市。温暖で海も山もあって、お茶も野菜もおいしく、人も穏やかでのんびりしている。暮らすにはもってこいの場所だ。でも、商店街は寂れ、駅前から5分も走れば、茶畑と田んぼと山ばっかり。いったん進学などで外にでてしまえばUターン率も低く、観光客を呼び込もうと建て替えた掛川城だってそんなに目玉になってない。あ~あ、ぱっとしないな、私の地元・・・と思っていたら、行列のできる牧場が山奥にあると聞いた。


静岡県のほぼ真ん中にある掛川市。そのシンボルでもある掛川城 今年の正月、市内のレストランに中学時代の同級生が集まったときのこと。ワイワイ昔話に花を咲かせていると、牧場の話になった。

友人A:「ねえねえ、この店、しばちゃんちの牛乳でカフェオレ飲めるらしいに!」

友人B:「まじで。掛川に帰ったからにはしばちゃんちの牛乳、飲みたいら〜」

スズキ:「しばちゃん?そんな同級生なんていたっけ?全然思い出せんに」

友人C:「え〜知らんだ?同級生じゃないに。柴田牧場っていう居尻のキャンプ場(小学生時代の遠足の定番)に行く途中にある牧場だに。『しばちゃんちのジャージー牛乳』ってマジ有名だら?私らが家族でソフトクリーム食べに行ったときは、すごい行列だったや〜」。

スズキ:「え〜?居尻ってど田舎じゃん。山道をクネクネ行ってやっと着く感じじゃん。そこに行列ができる牧場があるだ?マジで?しかも、なんでお茶の掛川に牧場があるだ?」

この方言からも田舎ぶりに察しがつくと思うけれど、その田舎のさらに山の中に行列ができる牧場があるなんて、私にとってもにわかに信じがたかった。でも、あるとすれば取材に行かない訳にはいかない。イトー隊長(編集長)に相談すると「うむ、この柴田さん、ただ者ではなさそうやな」と興味津々の様子。こうして丑年の最初の取材は牛と決まった。

掛川駅の売店で売られている牛乳とヨーグルト。牛の絵がトレードマーク 地元民に柴田牧場のことを聞いて見ると、認知度がめちゃくちゃ高い。親戚、同級生、近所のおばちゃんも口を揃えて「しばちゃんだら?知ってるに当り前じゃん」と言う。しかも、だれもかれも「柴田牧場」でなく「しばちゃん、しばちゃん」というので、親近感がぐっと湧く。

昔、しばちゃんの牛乳を検査したという母 さらに「取材で掛川の牧場に行く事になったもんで車貸して」と、母に言うと「牧場ってしばちゃんだら?街に行くと配達してる車をよく見かけるに。そういえば、牛乳の検査したことあるに。他の牧場のより脂肪分がずば抜けて高いもんで、美味しいだら〜低温殺菌するもんでいいだらね〜」。

母は、保健所に勤務する薬剤師で、食品の検査などをしているのだがこんなところで接点があったとは!ますます気になってきた!

とりあえず、しばちゃんの牛乳はどんなものかと、地元の特産品を扱う掛川駅の売店に行ってみた。すると900mlの大瓶牛乳はすでに売り切れていたが、幸運にも小瓶とヨーグルトは残っており、購入した。

早速、飲んでみると牛乳がものすごく濃厚。他の牛乳が水っぽく思えるほど、コクがある。美味しさがギュッとつまっている感じ。実は私は牛乳臭さが苦手で、普段はあまり飲まないのだがこれは毎朝飲みたいくらいだ。ヨーグルトも酸っぱさの後に広がる甘みと滑らかさが絶妙だ。お世辞抜きに美味しい。こんなものが、掛川にあったとは!いったいどんな牧場なんだろう?!

掛川市街の住宅地 掛川スタンダード。茶畑と田んぼがどこまでも広がる風景 取材当日の朝、7時すぎに隊長を車に乗せて柴田牧場へ向かった。掛川駅から北へ北上すること20キロ。駅前の住宅地を過ぎ、ウネウネと蛇行する山道を走る。ちょっと道が開けると山裾にお茶畑が広がり民家がぽつんぽつんと建っている。この風景こそ掛川スタンダードだな〜と思っていると、
編集長:「う〜む、ホンマに田舎ですな。ここにお客さんが来て行列ができるんやろか?あ、看板がありましたぞ!」。
ス:「牛の顔が手書き感たっぷりですね」

shiba_01f.JPG木と茶畑の緑の中に、ポワンとした牛の顔とピンクが目立つ!さらに、道の途中で看板をいくつか発見。そりゃ、一本道だけど道を尋ねる人も通らないし、目印もないし、看板がなけりゃ不安になるかも。そんなところなのだ。

民家3軒の真ん中に突如現れたしばちゃんの直売店 しばらく車を運転走らせると、「あ、あれ!あのピンクと牛!あそこだ〜」。茶畑と田んぼの広がる中に、ぽつんと3軒の民家。その真ん中にしばちゃんちの直売店を発見!

茶畑を歩いて牛舎へ向かう。車に荷物を置いているので今回はフロシキなしです 次回はいよいよ、ご主人の柴田さんが登場!

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ザックザック企画

今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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