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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
山奥でも行列ができる牧場のひみつ
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名前: 柴田佳寛(酪農家) 柴田牧場 (静岡県掛川市)さん 静岡県掛川市
野望?う~ん。規模を増やしていくっていうのは考えてないな。牛20頭くらいが一番楽しいと思う。メガファームとか300頭もいるじゃん。もう生き物としての牛っていう感覚がなくなるんじゃないかな。
(text by 鈴木和歌奈)
酪農を中心とした複合経営。ジャージー種とホルスタイン種計50〜60頭を育て、搾乳、加工、販売、配達を一家で行う。8割が宅配牛乳、2割が直売店の製品に。宅配は掛川市内のみ。直売店を土日だけ営業し、牛乳、ソフトクリーム、ヨーグルトなどを販売、行列ができる。お茶や野菜も栽培。
1年を通して、牛の世話(毎日朝5時〜10時、16時〜20時まで搾乳、餌やり、掃除など)
春:お茶刈り、6月から麦の収穫
夏:直売店の駐車場の整理
秋:稲刈り
冬:堆肥蒔き
VOL.5 高校時代は応援団?!
2009.06.02 Tue
過疎地に行列ソフトクリーム屋さんをつくりだした柴田さん。
その驚くべき高校時代が明らかに!
原点は高校時代?
柴:「店やってると、いろんな人との出会いが楽しいよね。牛飼ってるだけだったら、郵便屋さんか農協の人しか来ないじゃん。でもこうやって取材が来たり、外の人ともつながれる。それと、同級生が増えるんだよ」
ス:「同級生が増える?」
柴「そう、知らなかったのにある日、同じくらいの年の人が尋ねて来て『僕たち同級生ですよね』って言うんだわ。面白いよね。オレは掛西(静岡県立掛川西高校)だったけど、スズキさんは?」
ス:「私も掛西ですよ。先輩だったんですね!春の甲子園行きますね」
柴:「そうそう。野球といえばオレ応援団やってたよ」
ス;「お、おうえんだん!」
地獄応援団?
掛西応援団といえば‥『明日のジョー』級のスポコン最前線だ。公立高校にしては野球が強かったため、応援に気合いが入っていた(当時)。
そこには、チアなどという可愛らしいものは存在しない。短ランにはちまき。
今もあるだろうが、掛川西高校(以下、掛西)では、応援団に入らなくても高校の新入生全員に必ず応援練習というものが課される。
とにかく校歌や応援歌を覚えさせ、応援団ひいては野球第一主義を植え付ける。
放課後、体育館に新入生を3mおきに並ばせ、とにかく何回も歌わせ、その周りを竹刀持った応援団が回る・・・ってこれ一応、平成の出来事である。
応援団本体の練習も熾烈。
早朝、昼休み、放課後と掛川城に登って声出しや体力作りをするのが日課だったと思う。声出ししすぎて声帯がやられていた団員や、腕立てを砂利の上でやるので砂粒が指に食い込んでいる団員もいた。
柴:「オ、オレはそんなことやらなかったけどなあ‥」
ス:「マジですか?私のときで、最近の応援団は丸くなったなどと言ってましたよ。野球の県大会が始まれば、応援席をひたすら盛り上げるからカッコいいんですよね。あんなに怖かったのに、すっごい爽やかに見えるんですよ。青春ですね〜。あの二重人格ぶりにびっくりしましたが‥」
柴:「ははは。ま、そのおかげで今でもオレ、校歌全部覚えてて歌えっからね〜」
年中休みなく朝から晩まで牛の世話をこなし、誰にでも笑顔で接する柴田さんの基礎は、応援団での厳しい練習でこそ養われたのかもしれない。
(※後日、第81回選抜高校野球大会で掛川西高校は、応援団賞優秀賞をとったことが判明)
七十過ぎで主戦力
そこへ、ブ〜っと配達を終えた車が帰って来た。そして、なんと助手席からはおばあちゃん、運転席からはおじいちゃんが現れた。
妻:「主人の両親なの。もう七十すぎだけど2人とも主戦力なのよ。
ス:「七十で!」
妻:「おばあちゃんがしっかり配達や個数をチェックして、運転ができるおじいちゃんが乗せて行くんです。毎回、8時30分くらいから配達に出て行って2時くらいに戻ってきますかね」
ス&編:「え〜!元気ですね〜信じられない」
帰ってきた2人は「あ〜ら、取材かね〜。よ〜く、来てくださった。わしらはこうやって配達しとるんだよ。な〜に、大変なことはないでよ」と、大瓶がいくつも入ったかごを軽々と持ち上げていた。
次回は柴田さんの家族の話。つながる人の輪が牧場を支えているのだ。
その驚くべき高校時代が明らかに!
原点は高校時代?
柴:「店やってると、いろんな人との出会いが楽しいよね。牛飼ってるだけだったら、郵便屋さんか農協の人しか来ないじゃん。でもこうやって取材が来たり、外の人ともつながれる。それと、同級生が増えるんだよ」
ス:「同級生が増える?」
柴「そう、知らなかったのにある日、同じくらいの年の人が尋ねて来て『僕たち同級生ですよね』って言うんだわ。面白いよね。オレは掛西(静岡県立掛川西高校)だったけど、スズキさんは?」
ス:「私も掛西ですよ。先輩だったんですね!春の甲子園行きますね」
柴:「そうそう。野球といえばオレ応援団やってたよ」
ス;「お、おうえんだん!」
地獄応援団?
そこには、チアなどという可愛らしいものは存在しない。短ランにはちまき。
今もあるだろうが、掛川西高校(以下、掛西)では、応援団に入らなくても高校の新入生全員に必ず応援練習というものが課される。
とにかく校歌や応援歌を覚えさせ、応援団ひいては野球第一主義を植え付ける。
放課後、体育館に新入生を3mおきに並ばせ、とにかく何回も歌わせ、その周りを竹刀持った応援団が回る・・・ってこれ一応、平成の出来事である。
応援団本体の練習も熾烈。
早朝、昼休み、放課後と掛川城に登って声出しや体力作りをするのが日課だったと思う。声出ししすぎて声帯がやられていた団員や、腕立てを砂利の上でやるので砂粒が指に食い込んでいる団員もいた。
柴:「オ、オレはそんなことやらなかったけどなあ‥」ス:「マジですか?私のときで、最近の応援団は丸くなったなどと言ってましたよ。野球の県大会が始まれば、応援席をひたすら盛り上げるからカッコいいんですよね。あんなに怖かったのに、すっごい爽やかに見えるんですよ。青春ですね〜。あの二重人格ぶりにびっくりしましたが‥」
柴:「ははは。ま、そのおかげで今でもオレ、校歌全部覚えてて歌えっからね〜」
年中休みなく朝から晩まで牛の世話をこなし、誰にでも笑顔で接する柴田さんの基礎は、応援団での厳しい練習でこそ養われたのかもしれない。
(※後日、第81回選抜高校野球大会で掛川西高校は、応援団賞優秀賞をとったことが判明)
七十過ぎで主戦力
そこへ、ブ〜っと配達を終えた車が帰って来た。そして、なんと助手席からはおばあちゃん、運転席からはおじいちゃんが現れた。ス:「七十で!」
妻:「おばあちゃんがしっかり配達や個数をチェックして、運転ができるおじいちゃんが乗せて行くんです。毎回、8時30分くらいから配達に出て行って2時くらいに戻ってきますかね」
ス&編:「え〜!元気ですね〜信じられない」
次回は柴田さんの家族の話。つながる人の輪が牧場を支えているのだ。
つづく
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


