HOME今週のZファーマーアグレッシブなZファーマーたち育てて漬ける、乳酸発酵漬物「すぐき」

今週のZファーマー

京野菜農家 田鶴均さん

ファーマーDATA

名前: 京野菜農家 田鶴均さん 京都府

今の労力でできることはやっているから、これ以上は広げへんな (ラブレ菌がマスコミに取り上げられて問い合わせが殺到しても)

(text by 鈴木遥

仕事の仕組み

京都上賀茂の土地で、代々つづく農家。夏の賀茂ナス、冬のスグキ、イチゴを中心に1年間のサイクルが成り立っている。野菜作りだけではなく、上賀茂の地に伝わる伝統漬物「すぐき」づくりも行う。収穫した野菜は、京都の料亭や料理店だけでなく東京のレストランにもに出荷しているほか、町に売りにいく「振り売り」などで販売。

年間スケジュール

・冬から春 いちごの収穫、夏野菜の作付
・初夏から夏 賀茂茄子の作付と収穫
・秋から初冬 冬野菜の作付、すぐきの作付と収穫、すぐき漬の加工、イチゴの作付
季節を問わず 幼稚園や学生サークルへの畑の貸出、農作業体験の指導、
依頼があれば、企業への出張講義

初期投資
星3つ
手間
星4つ
ギャンブル度
星2つ
難易度
星4つ

Vol.02 京野菜は平安の時代から

2009.06.25 Thu
うわさどおり豪快かつ丁寧な野菜作りの田鶴さん。じつは全国土の会の「中日本土の会」の会長だったり、さまざまな活動をしている。

「今日は、イチゴのハウスを立てて、柿を収穫してもらうで」
ということで、お手伝いがはじまる。その間も、学生さんと世間話なんかをしながら、手際よく作業を進めていく。

京野菜は平安の時代から

学生もよく訪れる 農機具の手入れもやる、メカニックでもあるのだ 性格はひとことでいえば「豪快」 田鶴さんの一家は、この京都上賀茂の土地で、代々農業をおこなっている。田鶴さんのおばあさんは、朝とれた野菜を町に売りに行く、"振り売り"というやり方で野菜を売ることもやっていたそうだ。いまでも京都では郊外の農家が朝取った野菜を洛中にリアカーや軽トラックで売りに来る。

農業を始めてからは、もう26年になる。ご両親と奥さんの四人体制で、農業経営をされている。年間をとおして田鶴さんの畑をみてみると、夏には賀茂ナス、冬はスグキとイチゴ。それ以外には、夏のトマトやキュウリや豆類、冬の大根や白菜なども。

堆肥には、鶏糞などの通常のものに加えて、近くのスーパーマケットででる食品残渣を堆肥にしたものも使っているという。

「京野菜は、平安の時代から、洛中のゴミを肥料にしてつくられてきたんやで。」と、田鶴さんは教えてくれた。平安の時代から・・・、十二単(じゅうにひとえ)がぱっと思い浮かぶがその頃から脈々と農業が行われていたのか。時間のスケールが大きい。

京野菜作りでも有名な田鶴さんだが、どういうスタンスで農業経営をしているのだろう。

「今は食品に対する安全意識が高まってるから、もともと残留農薬なんかの規制はすごく厳しい。うちは必要な時期だけ消毒する。最小限の利用や。たとえば、種まきをした後の大事な時期だけにとか、病気に負けないように消毒してちゃんと発芽するようにするとかね。」と、教えてくれた。

現実を冷静に判断し、農業経営をおこなう。そのために、日ごろから常にアンテナを張って、日本の農業と食に関係する情報をつかみ、求められている野菜を、計画的に栽培する。シンプルだが、これが田鶴さんの農業経営のエッセンスかもしれない。最近では、東京のイベントに野菜を売りにくることもあるそうだ。じつにアクティブである。

つづく
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ザックザック企画

今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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