HOME
今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
無人島でヒトは進化する!赤穂根島で魅惑の自給自足生活!
![]()
![]()
名前: 宮脇馨さん 愛媛県上島町岩城・赤穂根島
小さい頃から農耕船で岩城島から赤穂根島まで通っていたんだよ。あのころは、もっと島もにぎわっていたし、みんな素もぐりで魚も採ってたなあ。え?採れなきゃ晩飯のおかずはないから真剣さ。今の子にもそういう原体験をさせたいよね。
(text by 白石あづさ)
岩城島から農耕船で無人島・赤穂根島へ通う。仕事が忙しいと泊り込むこともしばしば。畑では自宅用の野菜や米を作り、収入は子牛の生産や地鶏の卵で得ている。ヤギを飼っているのは雑草対策のため。ほかに無人島体験などグリーンツーリズムも開催。
あたたかい瀬戸内だけに一年を通じて仕事がある。雑草が枯れる冬は、牛のエサを農耕船で何度も往復することも。
VOL.10 町議会議員になった!待っているだけの世の中を変える!
2009.06.04 Thu
無人島から町議会議員に出馬!
お隣さんはいない。でもでっかいイノシシはいる。
私だったら、不安で1日ももたないだろう。
「無人島? さみしくないよ。人間よりも牛やヤギと接しているほうが癒される」
そう笑う宮脇さんだが、村や国への危機感や不安で心がいっぱいになる。
耕作放棄地が増えたら、どうなるのか?
若い人が減っているが、災害のときにはどうしたらいい?
けれども、本心から危機感を持っている人はほとんどおらず、国民の多くは「なんとかしてくれ」と口をあけて待つばかり。
けれども、自分は31年間、役所でそれなりにいろいろやってきたから、もう卒業。世間には見切りをつけ、自分は自分でやっていこう。
ところが、ある日、大学時代のラグビー部の後輩が遊びにこの無人島にやってきた。宮脇さんが、そんな話をすると、後輩は首を横に振る。
「先輩! それはだめっす! 地方の政治から変えていかなくちゃ。文句を言っているだけじゃだめだー!」
熱い青春を一緒にすごした後輩に、熱く言われて、ハッとした。
そう、たくさんやり残したことがあるのだ。
やりたいことはいっぱいだ!
何しろ、自分の頭のなかにはアイデアがいっぱい詰まっている。
それを実行するには、上島町(平成16年に弓削町・生名村・岩城村・魚島村の4町村が合併して誕生)の議員に立候補するしかない。町議会議員だ!
「Camon!岩城島!」という名キャッチコピーを考えた宮脇さんのこと、
議員になったら、きっと議会がひっくり返るようなアイデアがドン!と飛び出すに違いない。
「そうだなあ...農作物の直販体制を整えたり、水産・農業の人材教育をしなくちゃなあ。すでに、インターン制度はあるけれど、もっと具体的なやり方があるかもしれん。ただIターン希望者に住まいを与え、補助金を出すだけじゃ、インターン期間が終わっても仕事がなきゃ、土地を離れちゃうでしょう。学んでいる2年間の間に、島で自立できるよう、もっと支援体制を整えたいね」
農水だけじゃない。団塊の世代が抜けたら、村の造船技術が途絶えてしまう。
それに、消防団が減っているなら、隣近所で助け合える方法を考えたい。
「『役所は何をやっているんだ!』と、怒鳴る人ばかりの世の中を変えていかんと。
住民の問題意識を高め、『政治というものは自分たちのものなんだ』ということを喚起していくことも必要やね」
しかし、選挙といっても、「自分にとって損か得か」で選ぶ人が多いんじゃないか。
果たして、自分の気持ちは村の人に届くのだろか?
必死の選挙活動の末、見事、当選。
危機感を持っていたのは、宮脇さんひとりではなかったのだ。
「もうひとつの目標は4年間で次の候補者を育てること」
若い人が自分たちの手で、村を変えていく力もつけていきたいと思っている。
なんだか、一国の首相よりもかっこいいですよ、宮脇さん!
つづく!
お隣さんはいない。でもでっかいイノシシはいる。
私だったら、不安で1日ももたないだろう。
「無人島? さみしくないよ。人間よりも牛やヤギと接しているほうが癒される」
そう笑う宮脇さんだが、村や国への危機感や不安で心がいっぱいになる。
耕作放棄地が増えたら、どうなるのか?若い人が減っているが、災害のときにはどうしたらいい?
けれども、本心から危機感を持っている人はほとんどおらず、国民の多くは「なんとかしてくれ」と口をあけて待つばかり。
けれども、自分は31年間、役所でそれなりにいろいろやってきたから、もう卒業。世間には見切りをつけ、自分は自分でやっていこう。
ところが、ある日、大学時代のラグビー部の後輩が遊びにこの無人島にやってきた。宮脇さんが、そんな話をすると、後輩は首を横に振る。
「先輩! それはだめっす! 地方の政治から変えていかなくちゃ。文句を言っているだけじゃだめだー!」
熱い青春を一緒にすごした後輩に、熱く言われて、ハッとした。
そう、たくさんやり残したことがあるのだ。
やりたいことはいっぱいだ!
何しろ、自分の頭のなかにはアイデアがいっぱい詰まっている。それを実行するには、上島町(平成16年に弓削町・生名村・岩城村・魚島村の4町村が合併して誕生)の議員に立候補するしかない。町議会議員だ!
「Camon!岩城島!」という名キャッチコピーを考えた宮脇さんのこと、
議員になったら、きっと議会がひっくり返るようなアイデアがドン!と飛び出すに違いない。
「そうだなあ...農作物の直販体制を整えたり、水産・農業の人材教育をしなくちゃなあ。すでに、インターン制度はあるけれど、もっと具体的なやり方があるかもしれん。ただIターン希望者に住まいを与え、補助金を出すだけじゃ、インターン期間が終わっても仕事がなきゃ、土地を離れちゃうでしょう。学んでいる2年間の間に、島で自立できるよう、もっと支援体制を整えたいね」
農水だけじゃない。団塊の世代が抜けたら、村の造船技術が途絶えてしまう。
それに、消防団が減っているなら、隣近所で助け合える方法を考えたい。
「『役所は何をやっているんだ!』と、怒鳴る人ばかりの世の中を変えていかんと。
住民の問題意識を高め、『政治というものは自分たちのものなんだ』ということを喚起していくことも必要やね」
しかし、選挙といっても、「自分にとって損か得か」で選ぶ人が多いんじゃないか。
果たして、自分の気持ちは村の人に届くのだろか?
必死の選挙活動の末、見事、当選。
危機感を持っていたのは、宮脇さんひとりではなかったのだ。
「もうひとつの目標は4年間で次の候補者を育てること」
若い人が自分たちの手で、村を変えていく力もつけていきたいと思っている。
なんだか、一国の首相よりもかっこいいですよ、宮脇さん!
つづく!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


