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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
育てて漬ける、乳酸発酵漬物「すぐき」
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京都上賀茂の土地で、代々つづく農家。夏の賀茂ナス、冬のスグキ、イチゴを中心に1年間のサイクルが成り立っている。野菜作りだけではなく、上賀茂の地に伝わる伝統漬物「すぐき」づくりも行う。収穫した野菜は、京都の料亭や料理店だけでなく東京のレストランにもに出荷しているほか、町に売りにいく「振り売り」などで販売。
・冬から春 いちごの収穫、夏野菜の作付
・初夏から夏 賀茂茄子の作付と収穫
・秋から初冬 冬野菜の作付、すぐきの作付と収穫、すぐき漬の加工、イチゴの作付
季節を問わず 幼稚園や学生サークルへの畑の貸出、農作業体験の指導、
依頼があれば、企業への出張講義
Vol.03 礼はいらん、農家にならんでもええ
2009.07.02 Thu
田鶴さんは、農作業のかたわら、地域の幼稚園に畑を貸して、小さい子が土にふれる体験をすることに協力したり、学生さんとの交流をもったり、さらに企業への出張講義など、農業の現場をもっと知ってもらうための活動を、精力的におこなっておられる。
後継者育成だけじゃない
学生さんたちに作業手伝いの場を提供していると聞いて、後継者を育てようとしているのだなと考えていたら、ちょっと違うらしい。
「俺は作業を手伝ってほしいだけで学生さんを受け入れているわけじゃない。畑に触れたり、摘んだイチゴをその場で食べたり、そういう経験をしながら、『季節の野菜を食べることの意味』を考えてもらいたい。そして将来、その体験を思い出して、何かを考えるきっかけになってくれたらいいと思っている。別に俺にお礼を返さなくていい。将来、彼ら若い人たちや他の人に何かのかたちで、伝えてくれたらいい」
田鶴さんは、野菜を生産することだけじゃなくて、広い意味での農業の役割を考えている。体も心も大きいのだ。
やってみないとわからないと、学生さんに交じって(私も一応学生だが)、作業を手伝わせていただいた。剪定ばさみを使って、柿の実を取る作業は、論文書きに明け暮れる日々のなかで実に心が癒された。
遠くからは、お祭りのお囃子が聞こえ、少し冷たい夕方の風が心地よい。農業をする楽しみはたくさんあるだろうが、こういうふうに、毎日季節を五感で感じながら生活をすることができるのは、大きな魅力だなと思った。
乳酸菌発酵の漬物
目の前にひろがる田鶴さんの畑は青々としていた。うかがうと、この畑では京野菜のひとつである「すぐき」が栽培されているとのこと。
すぐきと聞いて知らない人もいると思うが、上賀茂で昔から栽培されているらしいカブの一種で、日本では珍しく乳酸菌発酵でつくる漬物だ。調味料を使わない珍しい漬物でもある。発酵して味が出るという。
京都では、冬の訪れをつげてくれるお漬物。京都の右京区、北野天満宮から円町のあたりでは、毎年10月上旬になると、すぐきを飾った神輿が街を練り歩くすぐき祭があり、秋の収穫が祝われる。
すぐきは、全国的には聞きなれない野菜かもしれないが、京都人にとっては、実に馴染みの深い野菜なのである。
「11月にはいったら、毎日このすぐきを収穫して、漬物にする作業をするんや。え?どんなふうにやるんかって?それは、口では説明しきれへんな。いっぺん作業を自分で体験したら、よくわかると思うよ」
京都で長く暮らす私にとって、すぐき漬けは身近な存在だが、はて、どうやってつくられているのだろうか。これは体験させてもらうしかない。
後継者育成だけじゃない
学生さんたちに作業手伝いの場を提供していると聞いて、後継者を育てようとしているのだなと考えていたら、ちょっと違うらしい。「俺は作業を手伝ってほしいだけで学生さんを受け入れているわけじゃない。畑に触れたり、摘んだイチゴをその場で食べたり、そういう経験をしながら、『季節の野菜を食べることの意味』を考えてもらいたい。そして将来、その体験を思い出して、何かを考えるきっかけになってくれたらいいと思っている。別に俺にお礼を返さなくていい。将来、彼ら若い人たちや他の人に何かのかたちで、伝えてくれたらいい」
田鶴さんは、野菜を生産することだけじゃなくて、広い意味での農業の役割を考えている。体も心も大きいのだ。
やってみないとわからないと、学生さんに交じって(私も一応学生だが)、作業を手伝わせていただいた。剪定ばさみを使って、柿の実を取る作業は、論文書きに明け暮れる日々のなかで実に心が癒された。
遠くからは、お祭りのお囃子が聞こえ、少し冷たい夕方の風が心地よい。農業をする楽しみはたくさんあるだろうが、こういうふうに、毎日季節を五感で感じながら生活をすることができるのは、大きな魅力だなと思った。
乳酸菌発酵の漬物
目の前にひろがる田鶴さんの畑は青々としていた。うかがうと、この畑では京野菜のひとつである「すぐき」が栽培されているとのこと。すぐきと聞いて知らない人もいると思うが、上賀茂で昔から栽培されているらしいカブの一種で、日本では珍しく乳酸菌発酵でつくる漬物だ。調味料を使わない珍しい漬物でもある。発酵して味が出るという。
京都では、冬の訪れをつげてくれるお漬物。京都の右京区、北野天満宮から円町のあたりでは、毎年10月上旬になると、すぐきを飾った神輿が街を練り歩くすぐき祭があり、秋の収穫が祝われる。
すぐきは、全国的には聞きなれない野菜かもしれないが、京都人にとっては、実に馴染みの深い野菜なのである。
「11月にはいったら、毎日このすぐきを収穫して、漬物にする作業をするんや。え?どんなふうにやるんかって?それは、口では説明しきれへんな。いっぺん作業を自分で体験したら、よくわかると思うよ」
京都で長く暮らす私にとって、すぐき漬けは身近な存在だが、はて、どうやってつくられているのだろうか。これは体験させてもらうしかない。
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


