HOME今週のZファーマーアグレッシブなZファーマーたち日本最若手?女性養蜂家を追う!

今週のZファーマー

岡村美永子(養蜂家) 更科養蜂苑さん

ファーマーDATA

名前: 岡村美永子(養蜂家) 更科養蜂苑さん 長野県

とにかく自分がおいしいと思うはちみつをつくりたいです。蜂は共同経営者みたいな感じかな、私自身ゆったりした性格だし、蜂と息が合うんだと思います。

(text by ゴロゥ

仕事の仕組み

基本的な養蜂管理と、蜂設置場所の確保、卸し先や、提携先などへの営業を行う。
蜜を採る植物は時期により変化する、サクランボ、リンゴ、フルーツバスケット、アカシア、ホワイトメリロート、フラワーバスケット(百花蜜)。この順番に花を追いかけて巣箱を移動させ、はちみつを採取していく。

年間スケジュール

5月半〜9月末まではちみつの採取作業
10月半〜2,3月は越冬作業。
グレーのビニールをかけて保温したり、月2回外に出られるよう箱をあけたり、内見をしつつ餌や水をあげて蜂をやすませる。

初期投資
星3つ
手間
星4つ
ギャンブル度
星3つ
難易度
星4つ

VOL.03 スズメバチに刺された人が養蜂を始めたわけ

2009.07.09 Thu
大学一年生の頃(回想)

「ちょっといってくるねー」

話をしていたほかの友だちと分かれ、ひとりでパソコンがある教室に行くことになった昼下がり。下足からスリッパに履き替えようと下駄箱にいく。学校の下駄箱なんて大体そうで、いろんな人に脱ぎ散らかされたスリッパが広がる。なるべくきれいそうな...と隅っこにあったきれいめのスリッパに足を入れた。と、次の瞬間

「!!!!!!」

なんだか分からない激痛が走り、足をそろーっと引き抜いてみる。そう、その中にいたのがスズメバチ。弱っていたのか、飛べなくなってスリッパに入り込んでいたのだった。勿論激痛もそいつの仕業。 スズメバチを振り払い、とにかく保健室に行かなきゃ!と思うのだが思うように動けない。じわじわと毒が頭の方へあがっていく感じが自分でも分かる。ま、まずいぞ!!死ぬかもしれない!

まず、足が動かなくり立つこともままならずその場にうずくまる。そして次第に手も動かなくなる。首もとまでくると今度は声がでなくなり、目の上を越えるあたりで目の前が真っ白になった。頭上まできたところで毒が一回りして薄まったのか、ようやく声が出るようになった。今しかない、と必死で声を出す。
「ちょ、ちょっと救急車呼んでください...」
近くを通った知らない人の足をガッと捕まえ、助けを求める。どうにかうにかして、救急車で病院に運ばれた。

「心臓から一番遠いところを刺されたから助かったが、もうちょっと上の方をさされていたらあぶなかったかも」とあとで知らされたわけである・

「二度目はあぶないからね」と。


伊藤・ゴロ「・・・」

さて、じゃあ岡村さんが養蜂をはじめたわけは?

これが持ち歩いている注射器。10cm程の長さはあった。 なぜだか分からないうちに養蜂家になった岡村さんなのです。 岡村「だから今はいつでもスズメバチに刺された時のため用の注射器を持ち歩いてるんですよー」

あとで見せてもらったがそこには『アドレナリン注射液』と書いてある太くて大きなものだった。
スズメバチに刺され急激に血圧が下がってしまうのを防ぐのに血圧を上昇させるものらしい。
もしさされた場合は、即座に太ももに当てると針が飛び出して注入できる。一秒を争う事態に適合した仕掛けになっているわけだ。

それにしても、太ももにグサっと刺す!!スズメバチも恐いけど、それも十分恐いっす。

ゴロ「え、じゃあなんで養蜂を?」

岡村「何でなんでしょうかねー。わたしもこうなるとは思わなかったんですよ」

岡村さんは幼稚園児のころ、ロボットをつくりたい!と思っていて(早熟?!)その道を進むべく高校のころは理系を選択していた。しかし大学はなぜだか経営学部に進み、その後実家の手伝いも出来るようになるということもあってか、税理士の免許を取るべく専門学校に行くき、卒業後会社を手伝うようになった。

そしてなぜか突然養蜂場の話しが出たらしい。

もともと養蜂家だったおじのことはしっていたが手出しはしていなかった。しかしある時、千曲川が氾濫し、川際で育てていたおじさんのミツバチの箱が流されてしまったらしい。もうこうなったらやめるかなーという話しが出て、お母さんがが「それじゃあもったいない、やろう」という話しが出た。

スズメバチに刺されたことがあった岡村さん本人は大反対していたわけだが、そこをどうにか説得されたのか、お互いに和解したのか、養蜂家という道を歩むことになって今に至った。

うーん。なんだかすごい展開だ、蜂を見ていないから実感がまだ湧かないが、人生って何があるか分からない、ということだろうか。

そんな話を聞きつつ無事ご飯を食べ終え、次は善光寺近くのお店『たきや』さんにはちみつを卸しにいくようです。勿論我々も着いていかせてもらうことに。

そして次回、ようやく岡村さんの養蜂業の現場にも潜入します。

つづく!

岡村美永子(養蜂家) 更科養蜂苑さんが作った商品を直接買うことができます

信濃乃国の純粋はちみつ
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今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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