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今週のZファーマー

岡村美永子(養蜂家) 更科養蜂苑さん

ファーマーDATA

名前: 岡村美永子(養蜂家) 更科養蜂苑さん 長野県

とにかく自分がおいしいと思うはちみつをつくりたいです。蜂は共同経営者みたいな感じかな、私自身ゆったりした性格だし、蜂と息が合うんだと思います。

(text by ゴロゥ

仕事の仕組み

基本的な養蜂管理と、蜂設置場所の確保、卸し先や、提携先などへの営業を行う。
蜜を採る植物は時期により変化する、サクランボ、リンゴ、フルーツバスケット、アカシア、ホワイトメリロート、フラワーバスケット(百花蜜)。この順番に花を追いかけて巣箱を移動させ、はちみつを採取していく。

年間スケジュール

5月半〜9月末まではちみつの採取作業
10月半〜2,3月は越冬作業。
グレーのビニールをかけて保温したり、月2回外に出られるよう箱をあけたり、内見をしつつ餌や水をあげて蜂をやすませる。

初期投資
星3つ
手間
星4つ
ギャンブル度
星3つ
難易度
星4つ

VOL.13 ロボット工学から養蜂へ、岡村さんのこれから

2009.09.21 Mon
ミツバチは共同経営者

おそばやさんへ向かう。 激しい養蜂作業を終え、岡村さんのおすすめのお蕎麦やさんでご飯を食べることになった。

ゴロ「岡村さんにとって、ミツバチってどんな存在なんですか?」

岡村「そうですね...」

ミツバチは共同経営者だと岡村さんは言う。自分だけがどうしようとしても、蜜はあつまらないし、だからって飼っているというよりも、一緒にはちみつをつくる仕事をしているメンバーのような感覚らしい。

岡村「なんか、疲れてふらふらなときはハチに話しかけていたりするんですよ。」

そういって岡村さんは笑っていた。「ミツバチの生態が特に面白いんです。」とも話していた。ミツバチの話は聞けば聞くほどよくできたシステマティックな生態であることがわかる。

ちゃんと女王蜂候補はたくさん用意しつつ、一番育ちがいい候補だけが生き残れるようになってたり、新しい場所に来たらまずは蜜源を探しに偵察しにいくハチがいたりと、よくできてるなあ!と感心してしまう。岡村さん、もともとはロボットをつくりたいと思っていたそうだが、ロボット工学では昆虫の行動パターンなども参考に開発をしているらしいから、けっこう近いところにいきついている。進路なんてそんなもんかもなあ。
ゴキブリをヒントにしたロボット開発

岡村「それに多分、ゆったりした性格だから、蜂と合うんだと思うんですよ。」

すごくおいしいお蕎麦でした。 焦って蜂をせかしてしまってもうまくいかない養蜂業、岡村さんは本やネット、おじの話しなどから殆ど独学で学んだ。

経営、経理を学んでいたというが、その計算能力の高さが生きているのかも。ミツバチの様子を見てその行動の意味を考える、観察眼。そして時々話しかけつつ、歩幅を合わせていくやさしさ。ミツバチに寄り添った仕事の仕方だから、岡村さんの養蜂業はとにかく健康的に見える。

岡村「刺されちゃうと、あれ?本当にこんなことやってていいのかなって思うけど(笑)。」

とはいえ野望もある

とにかく自分でおいしいと思うハチミツをつくっていきたい。卸先を少しずつ増やして、自分のおいしいと思うハチミツを少しずつ広めていきたいと岡村さんは話していた。単に養蜂で大もうけだ!というよりむしろ、ハチミツ製品をまっとうに届けて息の長い事業に育てていこうというスタンス。

その手段として、モンドセレクションに応募したり、デパートに営業に行ったり、地元のお土産屋さんにもハチミツを置いてもらうように回ったりしているという。

趣味ではなく、たしかな事業として養蜂業を育てていこうという経営者としての目線の確かさも会話の端々に感じた。もともと、岡村さん実家が建築資材(温泉のポンプなど)を扱う建設関係の会社であったが、公共事業も減ってくる時代なので、新しい事業を、ということで養蜂を始めた経緯もある。なんというか浮ついた話が全然でてこないのだ。淡々とというわけでないが、静かに燃えているかんじ。

岡村「それに、一回はじめちゃうとやめられないんですねよ。ミツバチは生き物だから。」

当たり前のようなことだけど、共同経営者として一緒にやっているって気持ちがその言葉に表れている気がした。

『ざざむし』をお土産に買う編集長。 駅まで送っていただき、お土産も少し買って長野をあとにした。

岡村さんの会社も、ミツバチの現場も、もちろん緊張感もあるが、いつだって笑みがこぼれる愉しい空気に包まれていた。岡村さんと、ハチシニアズや手伝ってくれている周りの人たち、そして共同経営者であるミツバチ、そのみんなのチームワークでなりたっているのだ。
それにしても、養蜂ってぜんっぜん優雅で華麗なイメージじゃないのね!

岡村さん、みなさん。ハチさん!2日間どうもありがとうございました!

岡村美永子(養蜂家) 更科養蜂苑さんが作った商品を直接買うことができます

信濃乃国の純粋はちみつ
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今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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