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今週のZファーマー

鈴木慶子さん (株)カネキ野村木材店さん

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名前: 鈴木慶子さん (株)カネキ野村木材店さん 岐阜県関市

商社を辞めて木こりとして今の会社に就職したのは山と機械が好きだったから。あとは、成り行きと思い切りですかね~。ふふふっ。

(text by 鈴木和歌奈

仕事の仕組み

山の所有者から依頼を受け、間伐を行いながら、山で育てた木を売る。山をどのように管理していくか、所有者と相談しながら、木の選別や伐り出す量や間隔などを考えるのも大切な仕事。伐り出した木は市場や製材所に持って行き、売って現金に変える。人件費や運搬費などのコストを差し引いた分は、山の所有者の利益となる。1ヘクタールにつき約数万円~10万円は所有者のもとへ行く仕組みだ。

年間スケジュール

1年を通して、間伐の作業がある。1回に、3~5ヘクタールの山林を任され、2~3ヶ月で間伐作業を行い、次の現場へ向かうのが通常。日曜日が定休日。

*間伐……森林や果樹園で、主な木の生育を助けたり採光をよくしたりするために適当な感覚で木を伐採すること。

初期投資
星3つ
手間
星5つ
ギャンブル度
星2つ
難易度
星5つ

VOL.02 機械操縦の趣味が高じて木こりへ?

2009.10.07 Wed
こう見えても木こり、その経緯について話す慶子さん慶子さんがカネキ野村木材店に入社して3年が経つ。いったいなぜ木こりになったのか?その経緯を根掘り葉掘り聞いてみました!

「イギリスの大学で環境生物学を勉強していたので、帰国してからはその英語力を生かそうと商社に勤めたんです。でも入社してすぐ、OLの仕事ってつまらないな〜と思い始めてしまって(笑)。何か、おもしろいいことないかな〜って探してたんですよ。そしたら『木こりになりませんか?』っていうチラシを見つけて。それは、岐阜のNPOが開いていた講座の一つだったんですが、すぐにこれだって思って!商社で働く傍らで、月1回のプログラムに通い始めたんです」

そのとき、講師をしていたのがいま働いている木材店の社長の大野さんだったとか。ということは、そのときから、木こりになりたいって思っていたんですか??

「いえいえ、全然。ただおもしろそうだったので。それに、私が行った講座は職人の養成ではなく一般向けの講座だったんですよ。でも受けてみるといろいろなことがわかって楽しかったですね。それまで木を伐るって環境に悪いイメージがあったんですが、そうではない。森林を守るためには、木を定期的に伐り出す間伐という作業が必要だって知りました。」

森林伐採といえば、悪のイメージでした。違うんですね。

「そうなんですよ。あとは、山に行くこと、木に触れることがとにかく楽しかったですね。だから、社長に直談判して、『講座以外でも山に遊びに行ってもいいですか?』って頼んで。休日まで山に通ってました。」

直談判するほど?!商社のOLというと、デートやファッション、メイクにいそしむ姿が想像されるが‥。山登りなどのハイキングならともかく、女性で休日に山仕事とは!

「ハマったら、もうとことんやっちゃうタイプなんですよ。ふふふっ。頑固で意地っ張りなのかも。でも山に魅せられてしまいましたから、止められなかったんですね。それと、山に関わるようになって、たくさん免許もとりましたよ!」

ゴソゴソと財布から取り出したのは‥?趣味で取得したという免許証。クレーンやフォークリフトなどの名称がずらり 免許???なんのことだかわからなかったが、最近の林業の現場は機械化が進み、多くの大型機械をあやつり、作業が進められる。そこで慶子さんはいろんな免許を取得したというのだ。慶子さんが財布からゴソゴソと取り出したのは、これまで見たことも聞いたこともない種類の免許証ばかり。

「昔ながらの職人さんとか、免許を持っていない人もいますが、私は機械の操縦が楽しくてハマってしまって。全部で9個くらいとりました。大型車の免許はもちろん、大型特殊、チェンソー、クレーン、フォークリフト、高所作業車、玉掛けなど。土日に講習に通ったりして。1つ免許をとるのに数万円かかったんですが、機械が面白くて。講習所には年上のオジさんばっかりで『あんた、何のためにとってるんや?』なんて不思議そうに何回も聞かれましたね。」

5つ道具を紹介

慶子さんが操縦できるホワダ。丸太を山の外へ運ぶ機械 大型トラック。ホワダから丸太をこれに積みかえて市場へ運ぶ クレーン付きトラック。業界では通称「ユニック」というらしい ロングリーチグラップル。倒した木をつかんで引き寄せる スイングヤーダー。ワイヤーで木を引き寄せる ここで、慶子さんが操れる機械の数々を写真で紹介しよう。
どれもとにかくでかい。日常のスケール感ではおめにかかれない機械たち。それにしても、大型機械が好きとはけっこうマニアックな趣味だなあ。慶子さん、やっぱりただ者ではない・・・。でも、それがどのように木こりの仕事と結びついていったのか。

「商社を辞めて、木こりとして今の会社に就職したのは、山と機械が好きだったからですね。あとは、成り行きと思い切りですかね〜。ふふふっ。今までの自分、つまり英語とか仕事のキャリアというものと無縁になるって、普通は不安も生まれるのかもしれないけど。山が好きだったから、どうにかなる!って思ったんで、飛び込んじゃいました。」

就職試験なんかだと、うまく志望動機を説明できることを強要されるけど、本当は人が道を選択するときって、あんまり合理的ではないのかもしれない。

けっこう直感と思い切りが人生の道を切り開くのかも、と慶子さんの話を聞いて思う。
しかし、慶子さんがハマったという山の現場。いったいどんな所なんだろう。どんな機械があるんだろう。現場を見せてもらえるというので、ついて行った。次回、山の仕事を紹介します。

つづく

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今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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