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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
豪州で日本の若者に農業が人気?
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名前: 冨田たけしさん 収穫スタッフコーディネート会社「ピッキーズ」(オーストラリア)
オーストラリアの広大な大地に触れ、種植えから収穫するまでの工程に実際に携わって、初めてモノを作ることの喜びや苦労に気づきました。 食生活も野菜中心になり、すべては繋がっているんだと考えられるようになりました。この体験をぜひ若い日本人にしてほしい。きっと『マジ地球サンキュー』って気持ちになりますよ!
(text by ニー・ダンセル)
仕事の仕組み:オーストラリアの農家で働きたい日本人の若者に、仕事(主に収穫作業)を紹介する。また、その若者たちが宿泊する施設も運営している。人手が足りないときは自らも収穫作業を手伝う。
一年中。(ワーキングホリデーの若者が増える時期と農家の繁忙期は忙しくなる)
VOL.04 トマトのピッキング
2009.10.12 Mon
ベジタリアンハンバーグ
(前回の続き)冨田さんから、オーストラリアで会社(ピッキーズ)を立ち上げた話を聞いていると、お腹がすいてきた。そこへ、料理を運んで来てくれたのは、ピッキーズが運営する宿のマネージャー、サエさんだ。
「このハンバーグは大豆、いんげん豆、にんじん、サバ、お米を材料に作ったんですよ。サラダのズッキーニはピーター(農家)のところので、トマトはロブ(農家)のところで取れたもの。食卓にはいつも、新鮮な野菜ばかりなんです。」
と、サエさんが料理の説明をしてくれた。
ピーターさん、ロブさん、ハンバーガーの素材をどうもありがとう、と金髪のおじさんを思い浮かべながら、パクッ。
「ンマーイ!」
サエさん特製のベジタリアンハンバーグ(ただしサバ入り)の味は絶品!味はしっかりしてて、ご飯がパクパク進む進む。ご飯を食べ始めると、サエさんが自身のピッキング体験について話してくれた。
トマト!トマト!トマト!全部採ったった!それが、トマト道
「私はトマトのピッキングをやったんです。トマト畑のレーンは長いところで300メートルくらいある。レーンは神聖なんで、私はトマトのレーンに入るときは一礼するようにしてます!」
サエさんにとって、トマトのレーンは既に道場なのであろう。
「この長いレーンで、どう効率的に採るかが重要なんですよ!朝からひとつのレーンのトマトを採り進んでいって『全部採ったった!』と満足して戻ると、ないはずの赤いトマトあるんですよね。レーンが300メートルもあると、朝はまだ緑やったのに夜になると赤くなってたりすることがあるんですよ。」
ちょっと聞いただけなのにこのしゃべり。サエさんのトマトの話は、とまらない。
背中に水がたまっても、トマトをもぐ
「だから、トマトのピッキングは経験値がものを言う世界なんです!色とか大きさとか商品になるならないを見極めてやらないとうまくいかない。私らの働きぶりにホストの農家の子供の養育費とか生活がかかってますからね。がんばらんとあかんのです!」
雇い主のホストの子供の養育費を心配する、トマト道の求道精神を物語るエピソードだ。
「でも、あまりにピッキングをやりすぎて、わたし背中に水がたまってしまったことがあって。それでも、ピッキングしていましたね。赤くなってるトマト見たら『この赤いトマト早くもいでやらな!』って思ってしまうんですよ。これぞ、トマト愛ですね。トマト愛!」
トマトの収穫について、こんなに熱く語れる20代女子は世界にもほとんどいないだろう。サエさんは自分で宿を作りたいという夢があり、英語の勉強をするためにオーストラリアにやって来たらしい。今は宿のマネージャーをやりつつ、手作りにはまっているらしい。
自分で作ると三倍・四倍楽しい
「ここには何にも売ってないから何でも自分で作らないといかんのですよ。時間もあり余ってますからね。それに、自分で作ると楽しいんですよ。日本でやるより三倍・四倍も。食事は何でも手作りだから体にいいですしね。今日の漬物も手作りですよ。」
サエさんのマシンガントークを聞きながら漬物をモシャモシャ食べていたが、これも手作りだったとは。
「最近は染色をやってみたんです。次は機織やってみたいなあって思ってます。私は大阪出身なんですけど、田舎で生活すると全てがシンプルになって楽しいことがたくさん。今はこっちのほうがいいなと思いますよ。」
私、ニー・ダンセルも大阪出身だが、考えてみると身の回りのものは既製品ばかりだ。
トマト愛あふれるサエさんの話を聞いていると、「ピッキングの話なら彼に聞いてください」と冨田さんが若者を紹介してくれた。どうやらピッキング達人らしい。
(前回の続き)冨田さんから、オーストラリアで会社(ピッキーズ)を立ち上げた話を聞いていると、お腹がすいてきた。そこへ、料理を運んで来てくれたのは、ピッキーズが運営する宿のマネージャー、サエさんだ。
「このハンバーグは大豆、いんげん豆、にんじん、サバ、お米を材料に作ったんですよ。サラダのズッキーニはピーター(農家)のところので、トマトはロブ(農家)のところで取れたもの。食卓にはいつも、新鮮な野菜ばかりなんです。」と、サエさんが料理の説明をしてくれた。
ピーターさん、ロブさん、ハンバーガーの素材をどうもありがとう、と金髪のおじさんを思い浮かべながら、パクッ。「ンマーイ!」
サエさん特製のベジタリアンハンバーグ(ただしサバ入り)の味は絶品!味はしっかりしてて、ご飯がパクパク進む進む。ご飯を食べ始めると、サエさんが自身のピッキング体験について話してくれた。
トマト!トマト!トマト!全部採ったった!それが、トマト道
「私はトマトのピッキングをやったんです。トマト畑のレーンは長いところで300メートルくらいある。レーンは神聖なんで、私はトマトのレーンに入るときは一礼するようにしてます!」サエさんにとって、トマトのレーンは既に道場なのであろう。
「この長いレーンで、どう効率的に採るかが重要なんですよ!朝からひとつのレーンのトマトを採り進んでいって『全部採ったった!』と満足して戻ると、ないはずの赤いトマトあるんですよね。レーンが300メートルもあると、朝はまだ緑やったのに夜になると赤くなってたりすることがあるんですよ。」
ちょっと聞いただけなのにこのしゃべり。サエさんのトマトの話は、とまらない。
背中に水がたまっても、トマトをもぐ
「だから、トマトのピッキングは経験値がものを言う世界なんです!色とか大きさとか商品になるならないを見極めてやらないとうまくいかない。私らの働きぶりにホストの農家の子供の養育費とか生活がかかってますからね。がんばらんとあかんのです!」雇い主のホストの子供の養育費を心配する、トマト道の求道精神を物語るエピソードだ。
「でも、あまりにピッキングをやりすぎて、わたし背中に水がたまってしまったことがあって。それでも、ピッキングしていましたね。赤くなってるトマト見たら『この赤いトマト早くもいでやらな!』って思ってしまうんですよ。これぞ、トマト愛ですね。トマト愛!」
トマトの収穫について、こんなに熱く語れる20代女子は世界にもほとんどいないだろう。サエさんは自分で宿を作りたいという夢があり、英語の勉強をするためにオーストラリアにやって来たらしい。今は宿のマネージャーをやりつつ、手作りにはまっているらしい。
自分で作ると三倍・四倍楽しい
「ここには何にも売ってないから何でも自分で作らないといかんのですよ。時間もあり余ってますからね。それに、自分で作ると楽しいんですよ。日本でやるより三倍・四倍も。食事は何でも手作りだから体にいいですしね。今日の漬物も手作りですよ。」サエさんのマシンガントークを聞きながら漬物をモシャモシャ食べていたが、これも手作りだったとは。
「最近は染色をやってみたんです。次は機織やってみたいなあって思ってます。私は大阪出身なんですけど、田舎で生活すると全てがシンプルになって楽しいことがたくさん。今はこっちのほうがいいなと思いますよ。」
私、ニー・ダンセルも大阪出身だが、考えてみると身の回りのものは既製品ばかりだ。
トマト愛あふれるサエさんの話を聞いていると、「ピッキングの話なら彼に聞いてください」と冨田さんが若者を紹介してくれた。どうやらピッキング達人らしい。
つづく
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


