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今週のZファーマー

鈴木慶子さん (株)カネキ野村木材店さん

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名前: 鈴木慶子さん (株)カネキ野村木材店さん 岐阜県関市

商社を辞めて木こりとして今の会社に就職したのは山と機械が好きだったから。あとは、成り行きと思い切りですかね~。ふふふっ。

(text by 鈴木和歌奈

仕事の仕組み

山の所有者から依頼を受け、間伐を行いながら、山で育てた木を売る。山をどのように管理していくか、所有者と相談しながら、木の選別や伐り出す量や間隔などを考えるのも大切な仕事。伐り出した木は市場や製材所に持って行き、売って現金に変える。人件費や運搬費などのコストを差し引いた分は、山の所有者の利益となる。1ヘクタールにつき約数万円~10万円は所有者のもとへ行く仕組みだ。

年間スケジュール

1年を通して、間伐の作業がある。1回に、3~5ヘクタールの山林を任され、2~3ヶ月で間伐作業を行い、次の現場へ向かうのが通常。日曜日が定休日。

*間伐……森林や果樹園で、主な木の生育を助けたり採光をよくしたりするために適当な感覚で木を伐採すること。

初期投資
星3つ
手間
星5つ
ギャンブル度
星2つ
難易度
星5つ

VOL.05 国内の木はどんどん使おう!

2009.10.27 Tue
これまで木こりの仕事を実際に見てきたが、ここで林業と森林の関係について知っておきたい。
今、世の中は空前の「エコ」ブームだ。緑を植えよう、森林を大切になど声高に騒がれている世間では、「木を伐る」という言葉はあまりイメージのよいものではない。

なんとなく「森林伐採=環境破壊」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。ところが、日本の森林の多くは戦後に人工的に植林されているものが多い。日本の森林は、定期的に間引きして伐採(間伐)したほうがいいものだと慶子さん。

森林伐採はどうなのか?


細い低木や草を刈る、間伐作業の一環 「環境破壊につながる『森林伐採』というのはおもに発展途上国で行われているものが多いそうです。自然のまま残っていた森林を違法にも関わらず大規模に伐採してたりしているので、環境破壊につながることが多いんですよ。」

なるほど、やっぱり森林伐採は環境破壊につながるんですね。

「でも、日本の森林の場合は、あらかじめ多めに植林してあとで育ちのいいものを残していくことが前提の森林が多い。だから、間伐せず放置しておくと過密になって光も入りにくくなり根がはれない細い木ばかりに育っていってしまうんです。そうすると、山は土砂くずれが起きやすくなるんですよ。」

ということは、むしろ伐採しないと環境が悪くなると言うこと?

「そう。だから、細い木を間伐して日光がちゃんと当たるようにしてあげる。そうすれば、残った木が太くなって根も張れるから、山が崩れないですよね。しかも、間伐した太い木は、比較的高く木が売れるから、山林所有者の利益にもなります。」

林業も機械化されている


チェーンソーで木を伐る、かなり急な斜面での作業だ 日本の山の所有者は、間伐や整備にお金がかかると思っているため、山を放置していることが多いそうだ。でも、国や県など行政は日本の森林を守るため、たくさんの補助金を出している。

しかも、ここ数年で機械化が進み、作業コストもかなり下がっているらしい。実際にカネキ野村木材店では、人件費などコストを除いて1ヘクタールにつき、約数万円〜10万円を山の所有者に戻るのだそうだ。

整備が、一つの収入源になるうえに山の状態がよくなるというのだから間伐をお願いしない手はない。

倒すときは、自分の方へ倒れたり残す木に当たらないよう慎重に確認する。 「昔は、木材店が山を所有していて、木を育てて大きくなったら伐って売って儲けるというのが主流だったみたいです。」

というと、今は変わってきてるんですか?

「今は、うちの会社に関して言うと仕事は間伐作業がほとんどですね。最近は、どの山も荒れ果てているから、行政も補助金をだし民間に森林整備を進めてもらおうとしています。」

国としても、間伐して森林が土砂崩れとかおきないようにしていきたい、というわけなんですね。

「そうなんです。森をよい状態に整備しつつ会社もやっていける方法を大野社長が実践しているんです。もちろん、一度にたくさん木を伐って売れば、一時的には儲かりますが、そうすると森が守れなくなるから、そのバランスは大事ですね」

実は国産材は高くない


左にあるのが伐って倒れた木。このように作業路にひっかかるように倒すと、このまま引きずって簡単に山の外に出す事ができる。 なるほど、木を伐る=環境破壊、というわけではないんですね。何がエコか、けっこう具体的にはあいまいなものですね、気をつけないと。

「外国の材木は、途上国の人件費がものすごく安いから大量に生産されて日本にたくさん入ってきて買いやすくなっているからよく使われるんです。逆に日本の間伐材は、一時期コスト高で供給も需要も少なくなってきたので手に入れるのに手間がかかるからあまり使われなくなってしまった。」

やっぱり、なんでも海外のものが安いんですかね。

「ただ、最近の石油高騰などで輸送費があがっているから今は日本の木材と外国の木材で価格はそれほど変わらないんですよ。だから日本の木で家を建てて、木がもっと使われるようになれば、需要も増えて、林業界も元気になると思います」と慶子さん。

伐られた木は丸太に なるほど。家具買うときでもどこの木材か、というとこは注目ポイントなんですね。

切った木を山の外まで運び出す。山の外に運んだら大型トラックに詰め替えて市場に運びます 間伐後の森は明るくなる。日光が当たれば残された木は育つのだ これまで男性中心の職人の世界に、突然若い女の子が活躍し始めると言うのがいまの時代の面白いところだ。

とはいってもパイオニアにはなにかと苦労もあるに違いない。次回は、サラリーマン&OL生活では想像できない話が飛び出します。乞うご期待。
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今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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