HOME今週のZファーマーアグレッシブなZファーマーたち田んぼに鉄道をつくった男!

今週のZファーマー

 くまかん(熊野簡易鉄道)さん

ファーマーDATA

名前: くまかん(熊野簡易鉄道)さん 三重県熊野市

一番始めに畑を貸してくれたオジさんが『あそこまで開墾してくれたら嬉しいな』って何気なく言ってて、その人が生きているうちに開墾したら恩返しになるかな。まあ、オジさんは忘れているかもしれないけど、自分の中では、やり遂げたいなって。

(text by 鈴木和歌奈

仕事の仕組み

畑を借りて、米、蕎麦、菜種、ミカン、梅などを栽培。ミカンはミカンジュースに、蕎麦とうどんは打って販売。ときどき、近所の人に頼まれて草刈りや墓の掃除などを行い、冬は出稼ぎにも行く。鉄道は、農作業の合間にコツコツ作る。

年間スケジュール

冬:ミカンの収穫の出稼ぎ、開墾や鉄道作り
春:田植えとその準備、梅、菜種、小麦の収穫
夏:近所の家の草刈りや蕎麦の種まき、夏休み
秋:稲刈り、蕎麦の収穫

初期投資
星3つ
手間
星5つ
ギャンブル度
星3つ
難易度
星5つ

VOL.2 棚田の中に線路の一部が見えた!

2009.11.23 Mon
iPhoneナビで現地へ!

新宮から熊野へ向かう道。棚田が広がる風景が続きます すでに2時間遅れの予定だが、紀伊半島は山道がつづく。住所だけを頼りにはたして現地に到着できるのか?
 iPhoneのナビはすごい!タッチパネルでピピッと操作すると、すぐさま道を検索してくれる 新宮駅は海沿いで、くまかんさんの家は海岸から10キロ以上内陸にはいった山間部にある。しかも、車が1台ギリギリ通れる細い山道を走って、いくつもの峠を越えないとたどりつけない。
車中で、音無君は熊野の本宮大社の宮司の子孫かもしれないということが判明して、びっくりした。だから「音無」という聞き慣れない名字なのか!ありふれた「鈴木」からするととってもうらやましい。音無君は、編集長と東京で知り合い、一緒に熊野を探索しているのだそうだ。
カーナビがなく到着が不安視されたがiPhoneのマップと音無君の安全運転のお陰で、くまかんさんの集落に到着した(別にアップルから広告費をもらって書いているわけではないが、これは便利だ)。
 
こういう細い道を通ってたくさん山を越えます この階段の上にくまかんさんの鉄道があるらしい 「この辺りかな」と車を降りてきょろきょろしていると、急な勾配に長い階段がかかっている。地元のおじいちゃんによると、この階段の上にくまかんさんの鉄道があるとのこと。くまかんさんの存在は、やっぱり有名らしい。

この日の編集長ファッション、これいかに?

と、ここで車を降りた編集長の服装がいつもにも増しておかしいことに気づいた。ステッチの入った上着と変なゴム草履!しかも、前髪がいつも以上に短く、ドングリ坊やみたい。

おすぎとピーコはなんて言うだろう‥「あ、この上着ですか?これ、子供用の柔道着だと思います。青いステッチがあると破れにくいんです。え?この草履そんなに変ですか?普通の靴屋さんで買ったんやが‥」。

私がおどおどする編集長を写真に納めていると、音無君は爽やかに温かく見守っている。この爽やかな青年と、編集長は東京で意気投合したらしいが、あまりに違いすぎてなぜ友達なのかはなぞである。

線路とくまかんさんの登場にボルテージがあがる

そして、車でぐるっと回ると、編集長が突然、線路の一部を発見した。
「あ、これ線路や!間違いない!」
3人、車を降りて、ガードレールに駆け寄ると、しっかりと棚田の中に線路の一部が見えた。

ガードレールから線路が見えた! 「すごい!ホントにあったんだ、鉄道!」
その先にいったいどんな鉄道ワールドが広がっているというのか?!突然現れた鉄道を目の前に、2時間も遅刻していることなどすっかり忘れ、音無くんも編集長も私もテンションが上がってきた。

もう少し車をすすめると、くまかんさん本人が姿を現した。自力で鉄道を作ったとだけあって、たくましい、色黒でがっちりした男性である。

編集長とくまかんさんの再会。くまかんさんは編集長を見るなり、すかさず服装につっこんでいた 「変な人たちが来たぞ」と顔を出した近所のワンコ。取材の一部始終を見守っていた。 「あ、どうも久しぶりです!」
「久しぶり〜伊藤君、それにしても遅かったね〜。道に迷ったの?そして、今日も変な服装だね。ま、とりあえず、鉄道を見てよ。こっちこっち」


いよいよ待ちに待った鉄道の登場です
来週、火曜日につづきます。

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ザックザック企画

今週のZファーマー

Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん

A.がっぽり型

川部正巳さん

滋賀県米原市

占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。

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