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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
103歳のおじいちゃんが店長、やまいも直売店!
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愛荘町の限られた地域でしか栽培できない「秦荘のやまいも」を栽培。収穫したやまいもは、農協へ出荷するほか、自宅の直売店で販売する。形が良いやまいもは1キロ1500円、小ぶりなものは700gで1000円で販売される。普通のやまいも料理のように食べられるほか、お歳暮などの贈答品として贈られたり、高級和菓子の材料としても使われる。スーパーやデパートでは取り扱っておらず、稀少品として売られている。
やまいもが商品になるには2年かかる。1年目は種いもを育て、2年目はその種いもを成長させるのだ。まず、1年目の秋に形のいい種芋を選別し、春に畑に植える。ひと夏育てまた秋に掘り起こす。2年目の春に再びいもを植えて、ひと夏越すと秋には大きくなったやまいもが収穫できる。10月半ばから12月まで直売店などで販売される。やまいもが売り切れたら終了。やまいもは適度な水分が必要だったり、肥料を与えすぎると形が悪くなるので、育て方が難しい。
VOL.03 見た目はゴツくても、育て方は箱入り娘?
2010.01.15 Fri
販売所に並べられたやまいもは、焦げ茶色で細長く不思議な形をしている。確かに見慣れないので、いきなり差し出されても「んん?これは?」という感じがする。秦荘やまいもはどこで、どんな風に育っているのか。直売店の裏に畑があるというので、見せてもらった。
やまいもは田んぼで作る
秦荘やまいもは、なんと田んぼで作られている。稲を育てた田んぼの土が、おいしいやまいもを育てるらしく、稲とやまいもを交互に作っているのだ。
山芋作りには二年かかる
しかも、商品になるまでは2年かかるという。1年目は種芋を育てて、2年目のその種芋を太らせて大きくするのだ。まず、1年目の秋に形の良い山芋を選別しとっておく、春にこれを種芋にして植え付け、ひと夏育てる。そしてもまた、秋に掘り起こし、また春に植え付け、ひと夏育て、2年目の秋にやっと収穫することができる。
「このやまいもは、不思議なことに町内の3カ所(我孫子、東出、北八木)でしか栽培できんのです。栽培しているのは、3カ所の32軒のみですね。他の地域で種いもを植えても同じものはできないんですわ。同じ地域でも、土地改良したところは、うまくいかない。おそらく、粘土質の土が独特の粘りを作っているんでしょうね。」
土地改良が特産品の栽培を阻むとはなんだか皮肉な話だなあ。
見た目はマッチョ、でも中身は繊細
見た目は、色黒でゴツいので一見デリケートそうには見えないが、実は手間ひまかけられて育っているのだという。
「秋に種芋掘り起こして、冬保存して、春植え付ける。夏は肥料やり、草取り、水やりなど、かなり手間がかかります。乾燥しないように水をあげたり、わらは草抑えのために引いていますが、わらも自分たちで調達せなあかんですしね。ちょっとでも条件が悪いと腐ってしまったり、肥料を与えすぎると形が悪くなってしまいます。」
青木さんの田んぼにわらがたくさんあったのは、やまいものためだったのか。
トレンチャーがもう製造していない!
さらに、やまいも栽培には、変わった道具も必要だ。まずは、いもを植え付ける道具。十字架のような形をしており、これを使えば、深く細く掘る事ができる。一定の間隔で穴を掘って、いもを植えていくのだが、ある程度深くないと腐ってしまうこともあるのだとか。
また、必須なのが田んぼに溝を掘る機械。やまいもは乾燥に弱く、常に水分が必要ということで畝の間は水を通す溝になっている。溝は、トレンチャーという大型農機具を使って作る。しかし、この強そうな名前のトレンンチャー、需要が少ないため、製造会社が潰れてしまい、手に入らないそうだ。
「ウチは、今使っているものがあるのですが、それが使えなくなったときのために知り合いからもう1台買い取ったんです。でもいずれそれが壊れたらどうしようと思ってます。専用の道具がないと作業ができないですからね、たいへんですわ。」
栽培方法も他の野菜と違うし、栽培農家の件数も極端に少ないので、なかなか道具も手に入れにくいのだ。
栽培方法について色々聞いているうちに、おもむろに喜男さんは、いもにいきなり火をつけだした。いったい、なぜ‥!?
来週の月曜日に続きます!
やまいもは田んぼで作る秦荘やまいもは、なんと田んぼで作られている。稲を育てた田んぼの土が、おいしいやまいもを育てるらしく、稲とやまいもを交互に作っているのだ。
山芋作りには二年かかる
しかも、商品になるまでは2年かかるという。1年目は種芋を育てて、2年目のその種芋を太らせて大きくするのだ。まず、1年目の秋に形の良い山芋を選別しとっておく、春にこれを種芋にして植え付け、ひと夏育てる。そしてもまた、秋に掘り起こし、また春に植え付け、ひと夏育て、2年目の秋にやっと収穫することができる。
「このやまいもは、不思議なことに町内の3カ所(我孫子、東出、北八木)でしか栽培できんのです。栽培しているのは、3カ所の32軒のみですね。他の地域で種いもを植えても同じものはできないんですわ。同じ地域でも、土地改良したところは、うまくいかない。おそらく、粘土質の土が独特の粘りを作っているんでしょうね。」土地改良が特産品の栽培を阻むとはなんだか皮肉な話だなあ。
見た目はマッチョ、でも中身は繊細
見た目は、色黒でゴツいので一見デリケートそうには見えないが、実は手間ひまかけられて育っているのだという。
「秋に種芋掘り起こして、冬保存して、春植え付ける。夏は肥料やり、草取り、水やりなど、かなり手間がかかります。乾燥しないように水をあげたり、わらは草抑えのために引いていますが、わらも自分たちで調達せなあかんですしね。ちょっとでも条件が悪いと腐ってしまったり、肥料を与えすぎると形が悪くなってしまいます。」
青木さんの田んぼにわらがたくさんあったのは、やまいものためだったのか。
トレンチャーがもう製造していない!さらに、やまいも栽培には、変わった道具も必要だ。まずは、いもを植え付ける道具。十字架のような形をしており、これを使えば、深く細く掘る事ができる。一定の間隔で穴を掘って、いもを植えていくのだが、ある程度深くないと腐ってしまうこともあるのだとか。
また、必須なのが田んぼに溝を掘る機械。やまいもは乾燥に弱く、常に水分が必要ということで畝の間は水を通す溝になっている。溝は、トレンチャーという大型農機具を使って作る。しかし、この強そうな名前のトレンンチャー、需要が少ないため、製造会社が潰れてしまい、手に入らないそうだ。「ウチは、今使っているものがあるのですが、それが使えなくなったときのために知り合いからもう1台買い取ったんです。でもいずれそれが壊れたらどうしようと思ってます。専用の道具がないと作業ができないですからね、たいへんですわ。」
栽培方法も他の野菜と違うし、栽培農家の件数も極端に少ないので、なかなか道具も手に入れにくいのだ。
栽培方法について色々聞いているうちに、おもむろに喜男さんは、いもにいきなり火をつけだした。いったい、なぜ‥!?来週の月曜日に続きます!
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


