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今週のZファーマー
アグレッシブなZファーマーたち
本格オープン2年で予約殺到のいちご農家!
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名前: 川部正巳さん 滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。
(text by 鈴木和歌奈)
6つのビニールハウスでいちごを栽培。12月中旬から5月までいちご狩りシーズンとしてお客さんを迎える。出荷は行っておらず、いちご狩りと直売のみを行う。いちご狩りシーズンは毎日30人〜50人ほどのお客さんが出入りする。他にスタッフはおらず、まさみさんひとりで、栽培、予約受付、準備、販売などをこなしている。
いちごは苗から苗を育て、栽培する作物。元の苗から次から次へ伸びてくるランナーと呼ばれる子苗を植え替え、丈夫に育てるのがいちご農家の主な仕事となる。
春:いちごの苗の元となるメリクロン苗の定植し、その後も苗を増やす。
夏:どんどん伸びてくる余分なランナーや葉を除く、ビニールハウスの中の土を準備
秋:黒ビニールで作った棚の土に植えかえ、余分なランナーを取り除く、ミツバチを使って受粉させる、温度や水分量、肥料などをこまめに調整し、実を熟させていく。
冬から春:いちご狩りのシーズン。お客さんの予約、受付、準備などをおこなう。
VOL.5 いちごとは思えないほど美味しいいちご!
観察眼を鋭く!
いちご栽培の難しさは、苗から作るところや手間がかかるところにある。栽培面での工夫はどうなのだろう?
「観察と分析っすね。野菜や果物を作るのって、温度、肥料、水のバランスが全てやと思うんです。背丈、実の太り具合、葉の色などなどとにかく状態をじっと見て、様子がおかしいと思ったらすぐそのバランスを調整しているんです。それも、一週間単位とかじゃなくて3日ごとにやってるんですよ」とにかく、まさみさんは根気よく観察しているという。
「作ることに関しては、他の農家の3倍努力してますね。逆に売る方は努力してません。みんな売る事ばっかり気になりますよね。そうすると広告宣伝費がかかる。でもその費用の何分の1でも栽培使って、努力すればもっと美味しいものができる。美味しいものだったら、広告しなくても勝手に売れて行きますよ」
なるほど!ついつい売るほうに気がとられてしまいますが、逆の発想ですね!
ちょっとした工夫も必要
まさみ農園では、ベンチアップシステム(高設栽培)といい、いちごを腰の高さに栽培しているので、しゃがまなくてもいちごが摘めるようになっている。そして、通路にもひと工夫してある。普通のいちご栽培の1.2倍に通路を確保しているので、車いすや乳母車の人も入れるのだ。服といちごが当たることもないので、汁が服に付かないし衛生的です。
「栽培方法がどうとか言う前に、こういうところで工夫せなあかんと思うんですよ。お客さんがどうしたら喜ぶか、考えることが大事やと思います」
HPの写真もどうしたら、いちごが美味しく見えるか、どういう色のベンチを置いたら楽しい雰囲気になるか、お客さん目線が大事なんですね!いよいよ、いちごを試食
実際のいちごはいかに? 大粒で色も鮮やかなので、見た目から美味しそうですが、試食させてもらいました。
「ホンマはあと3週間たたないとお客さんには出せないんですよ。自分的にはまだまだOKが出ないんですが、ちょっと食べてみてください」
まだ、熟している途中ということだが一口、噛んだだけでこれまでの人生のいちご感が変わるくらいおいしい。甘くてちょっと酸味が効いていて、みずみずしい。果汁のジューシーなことといったら!いつも食べてるスーパーのいちごは、何だったのかって感じです。しかし、まさみさんは納得がいかない様子。
「これからもっともっと甘くなります。いちご狩りの時期になったらホントに美味しくなりますよ。ビニールハウス中、甘いいちごの香りでいっぱいになるんですよ」
まじですか?これ以上美味しくなるってことですか?そうと聞いたからには、また来るっきゃない!というわけで、2ヶ月後、再び農園を訪れました。お客さんの反応やいちごはどうなのか、次回に続きます。
今週のZファーマー
Zファーマーとは、自分で考え、工夫や発明を重ねて、クリエイティブな農業を営む農家のことです。

川部正巳さん
滋賀県米原市
占いの人に聞いたら、土か火に関係する仕事が向いてるよって言われたんです。火といえば、消防士でしょ。でも、応募年齢過ぎててあかんかった(笑)。陶芸家、花火師、造園業とかいろいろ考えて、美味しいもの食べるの好きやし、農業がいいかなって思ったんですよね。


